調査背景と概要
皮膚腫瘍・皮膚外科治療を専門とする医療法人社団鉄結会アイシークリニックは、全国の20〜60代の男女300名を対象に「夏の紫外線ダメージとシミに関する意識調査」を実施しました。この調査は、夏に受けた紫外線ダメージが肌のターンオーバー(新陳代謝の周期)を経て秋にシミとして現れる現象への認識や、シミに対するケア方法の実態を明らかにすることを目的としています。
調査対象:シミ・くすみが気になると回答した全国の20〜60代の男女
調査期間:2026年8月17日〜8月26日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果:秋のシミ増加と認識不足の実態
78.3%が秋にシミの増加・悪化を実感
9月以降(秋口)に「シミが増えた」「シミが目立つようになった」と感じた経験があるかという質問に対し、全体の78.3%が「経験がある」と回答しました。特に「毎年のように感じる」と答えた人が42.7%と最も多く、夏の紫外線ダメージがターンオーバーを経て秋に表面化するという肌のメカニズムと一致する結果となっています。

62.0%が「シミは自然に消える」と誤認識
夏の日焼けでできたシミについて、どのように認識していたかという質問では、62.0%が「時間が経てば自然に消えると思っていた」と回答しました。これは、一度定着したシミは自然には消えにくいという事実に対する認識不足を示唆しています。

皮膚科受診はわずか18.7%、セルフケア中心の実態
シミが気になり始めてから、どのような対策を行ったかという質問では、「市販の美白化粧品を使用」が38.3%と最も多く、一方「皮膚科を受診した」人はわずか18.7%にとどまりました。シミの種類によっては市販品での効果が限定的であるため、専門家による診断の重要性が考えられます。

ターンオーバーを正しく理解しているのは21.3%のみ
肌のターンオーバー(新陳代謝の周期)について、どの程度知っているかという質問に対し、「約28日周期であることを知っていた」と正しく回答した人は21.3%にとどまりました。ターンオーバーの仕組みを理解することは、シミの発生メカニズムや適切なケアのタイミングを知る上で役立ちます。

「セルフケアで改善しない」が受診検討の最大要因
シミ対策について、皮膚科医に相談したいと思うのはどのような場合かという質問では、35.7%が「セルフケアで改善しないとき」と回答しました。セルフケアの限界を感じてから受診を検討する傾向が明らかになりましたが、シミは早期対応がより効果的である可能性があります。

シミに関する基礎知識
シミ対策を考える上で、肌の基本的なメカニズムを知ることは重要です。
-
ターンオーバー:皮膚の新陳代謝のことで、表皮の細胞が生まれ変わる周期を指します。健康な肌では約28日周期ですが、加齢や紫外線ダメージにより周期が延長することがあります。
-
メラニン:紫外線から肌を守るために産生される色素です。過剰に蓄積するとシミの原因となりますが、通常はターンオーバーによって排出されます。
-
老人性色素斑(日光性色素斑):長年の紫外線曝露によって生じる褐色のシミで、顔や手の甲など紫外線を受けやすい部位に多く見られます。一般的に40代以降に多く見られる、最も一般的なシミの一つです。
シミの種類と対処法
シミにはいくつかの種類があり、それぞれ原因や有効な対処法が異なります。自己判断は難しいため、気になるシミがある場合は専門医に相談することが推奨されます。
| 比較項目 | 老人性色素斑 | 肝斑 | 炎症後色素沈着 |
|---|---|---|---|
| 主な原因 | 紫外線の蓄積 | 女性ホルモン・紫外線 | ニキビ・傷などの炎症 |
| 好発年齢 | 40代以降 | 30〜40代女性 | 年齢問わず |
| 特徴的な形状 | 円形〜楕円形で境界明瞭 | 左右対称・もやっとした境界 | 炎症部位に一致 |
| セルフケア効果 | 限定的 | やや期待できる | 比較的期待できる |
| 有効な治療法 | レーザー治療 | 内服・外用薬中心 | 外用薬・レーザー |
| 皮膚科受診推奨度 | 高い | 非常に高い | 中程度 |
※これは一般的な目安であり、個人差があります。シミの種類は自己判断が難しいため、皮膚科での診断をお勧めします。
医師からのアドバイス
アイシークリニックの髙桑康太医師は、皮膚科医としての長年の臨床経験から、「9月に『シミが急に増えた』と感じるのは気のせいではない」とコメントしています。これは肌のターンオーバー周期に基づいた自然な現象であり、夏の紫外線ダメージが約1ヶ月を経て秋に表面化するためです。
髙桑医師は、シミの種類によって有効な治療法が異なる点を強調しています。例えば、老人性色素斑にはレーザー治療が有効とされる一方、肝斑は女性ホルモンが関与しており、レーザー治療で悪化する可能性があるため、内服薬や外用薬が中心となります。自己判断でケアを続けると、効果が出ないばかりか症状を悪化させてしまうケースもあると指摘されています。
9月は夏のダメージを振り返り、シミ対策を始める良い機会です。秋冬も紫外線は降り注ぐため、日焼け止めの継続使用が重要です。気になるシミがあれば、早めに皮膚科を受診し、正確な診断を受けることが推奨されます。
9月に考えるシミ対策のポイント
- 紫外線対策の継続:秋冬も紫外線量はゼロではないため、年間を通して日焼け止めを塗る習慣を継続しましょう。
- ビタミンC誘導体配合の美容液でケア:メラニンの生成を抑制し、肌のターンオーバーをサポートする効果が期待できます。
- 皮膚科での診断:シミの種類を正確に把握し、適切な治療法を選択することで、より効果的なケアにつながる可能性があります。詳しくは医療機関・専門家に相談してください。
シミを悪化させないための注意点
-
自己判断でのレーザー治療は避ける:特に肝斑の場合、レーザー治療で悪化する可能性があります。
-
強い摩擦は厳禁:肌をこするケアは、メラニン生成を促進し、シミを悪化させる可能性があります。
-
急な変化は要注意:シミが急に大きくなった、色が変わった場合は、悪性腫瘍の可能性も考えられるため、早急に医療機関を受診してください。
よくある質問(Q&A)
Q1. 夏の日焼けでできたシミは自然に消えますか?
軽度の日焼けによる一時的な色素沈着は薄れる可能性がありますが、シミとして定着した場合は自然には消えにくいとされています。特に40代以降はターンオーバー周期が延長するため、シミが残りやすくなる傾向があります。気になるシミは早めに皮膚科で診断を受けることが推奨されます。
Q2. シミが急に増えた気がするのはなぜですか?
夏に浴びた紫外線のダメージが、約1ヶ月のターンオーバーを経て9月頃に表面化するためです。これは肌の生理的なメカニズムによる現象であり、夏のケアの結果が現れている時期と捉えることができます。
Q3. 9月にやるべきシミ対策は何ですか?
紫外線対策の継続、美白ケア、そして早期の皮膚科受診が3つの柱です。秋も紫外線は降り注ぐため、日焼け止めの使用を継続しつつ、ビタミンC誘導体などの美白成分でケアを行いましょう。シミの種類によって有効な治療法は異なるため、早めに皮膚科を受診して正確な診断を受けることが効果的なシミ対策への第一歩となる可能性があります。
Q4. 市販の美白化粧品でシミは消えますか?
予防や軽度のくすみ改善には効果が期待できますが、定着したシミを完全に消すことは難しいと考えられます。市販の美白化粧品に含まれる成分は、主にメラニンの生成を抑制したり、ターンオーバーを促進したりする作用が期待できます。効果が見られない場合は、早めに専門医に相談されることをお勧めします。
Q5. シミの種類はどうやって見分けますか?
自己判断は難しく、皮膚科での診断が推奨されます。シミには老人性色素斑、肝斑、そばかす、炎症後色素沈着など複数の種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。効果的な治療のためにも、まず正確な診断を受けることが重要です。
受診の目安
以下のような場合は、医療機関への相談を検討してください。
-
シミが急に大きくなった、色が濃くなった、形が変わった場合
-
市販の美白化粧品を3ヶ月以上使用しても改善が見られない場合
-
シミの種類が分からず、適切なケア方法が不明な場合
-
シミにかゆみ、痛み、出血などの症状がある場合
クリニック案内
アイシークリニックは、皮膚科・形成外科の専門知識を持つ医師が在籍し、シミの正確な診断と、種類に応じた複数の治療オプション(レーザー治療、外用薬、内服薬など)を提供しています。土日祝日も診療しており、新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮に6院展開しています。
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
-
ご予約はこちら: https://ic-clinic.com/reservation/
-
アイシークリニック新宿院: http://ic-clinic-shinjuku.com/
-
アイシークリニック渋谷院: http://ic-clinic-shibuya.com/
-
アイシークリニック上野院: http://ic-clinic-ueno.com/
-
アイシークリニック池袋院: http://ic-clinic-ikebukuro.com/
-
アイシークリニック東京院: http://ic-clinic-tokyo.com/
-
アイシークリニック大宮院: http://ic-clinic-omiya.com/