女性の健康

月経移動の実態調査:経験者の87.5%が生理日調整を実感、リピート利用も多数

月経移動の実態調査:経験者の87.5%が生理日調整を実感、リピート利用も多数

秋の行楽シーズンやイベントを前に、女性の健康とライフスタイルにおける月経移動の現状が注目されています。このたび、全国の18歳から44歳の女性400名を対象に実施された「月経移動に関する調査」から、月経移動(生理日をずらす目的でピルを服用すること)を実際に経験した女性200名の利用実態と、寄せられた声が公開されました。

月経移動経験者の声:「もっと早く知りたかった」「思っていたより身近な薬」

月経移動を経験した女性からは、「不確かなものがこんなにも簡単にコントロールできるなんて、もっと早く知りたかった」や「敬遠されがちなイメージだったが、思っていたより身近な薬なのだと思った」といった声が寄せられています。使用前には不安を感じていた人も少なくありませんでしたが、実際に使用した人の74.5%は「思っていたより不安なことはなかった(解消された)」と回答しており、使用後の満足度の高さがうかがえます。

累計使用回数は「2回以上」が64.5%でリピート利用も多数

月経移動目的でピルを使用した回数について尋ねたところ、「2回以上」使用した人が64.5%にのぼり、「4回以上」は26.5%、「6回以上」も18.5%でした。これは、必要な場面で繰り返し利用されている実態を示しています。

月経移動目的でのピルを使った回数

実際に生理のタイミングをずらすことができたかについては、「予定通りずらせた」が63.0%、「ある程度ずらせた」が24.5%となり、合わせて87.5%の人が「ずらせた」と回答しました。この結果は、月経移動が多くの人にとって有効な選択肢となっていることを示唆しています。

月経移動目的でピルを使用して、実際に生理のタイミングをずらすことができましたか。

使用結果に「満足した」人は88.0%(非常に満足した43.5%+やや満足した44.5%)に達し、「また月経移動目的でピルを使いたい」と答えた人は79.0%でした。

幅広い活用シーン:旅行、仕事、試験など

月経移動でピルを使った主な理由・シーンの1位は「国内旅行・帰省」で43.0%、次いで「海外旅行」が30.5%、「海・プール・水上アクティビティ」が30.0%と、旅行やレジャーが上位を占めました。しかし、「ライブ・フェス・コンサート」16.0%、「重要な仕事・面接・プレゼン」13.0%、「受験・試験・資格取得」9.5%など、旅行以外の様々な重要な予定にも幅広く活用されていることが明らかになりました。

月経移動目的でピルを使った主な理由・シーン

月経移動での満足した点として最も多く挙げられたのは、「大切な予定に生理が重ならず、心から楽しめた(集中できた)」で51.1%でした。単に生理日をずらせたという結果だけでなく、「生理が来たらどうしよう」という不安やストレスから解放されたという体験が、高い満足度につながっていることがうかがえます。

月経移動について具体的にどのような点に満足しましたか。

月経移動経験者の3人に1人以上がオンラインでの処方を利用

月経移動目的でのピルの処方場所を尋ねたところ、対面の婦人科・産婦人科が72.0%で最多でしたが、オンライン診療も35.5%が利用しており、経験者の3人に1人以上がオンラインでの処方を選択していました。

月経移動目的でのピルをどこで処方してもらいましたか。

また、月経移動を経験した人の多くは、予定の1週間以上前(8日以上前が合計55.5%)に医師に相談・受診していました。このことから、早めの相談がスムーズな月経移動につながる可能性が示唆されます。

医師が解説する月経移動のスケジュールと注意点

結婚式、旅行、スポーツイベントなど、大切な予定と月経が重なる場合、ピルを服用することで月経を早めたり遅らせたりすることが可能です。一般的に、月経移動には中用量ピルが使用されます。

月経を遅らせる方法

次回の月経を移動させるには、月経予定日の5〜7日前から中用量ピルの服用を開始し、避けたいイベントの最終日まで服用を継続します。服用を中止すると、通常2日程度で月経が始まるとされています。ただし、月経予定日の直前からの服用では、月経移動の成功率が低くなることがあります。

月経を早める方法

次々回以降の月経を移動させたい場合は、月経を早める方法が推奨されます。この方法では、イベント中にお薬を服用する必要がなくなります。次回の月経の初日から5日目までの間に服用を開始し、10日間から14日間程度服用を続けます。服用中止後、2日程度で月経が始まることが一般的です。月経の初日から5日目の間に服用を開始しないと、月経を早めることはできません。

中用量ピルを用いた月経移動の2つの方法

相談のタイミングと注意点

月経移動は、予定の時期や現在の生理周期によって服用を開始すべきタイミングが異なります。特に生理を早める方法は、生理開始から5日目以内までに服用を始める必要があるため、予定の直前では間に合わないこともあります。予定が決まったら、できるだけ早めに医師へ相談することが推奨されます。

また、体質や持病、年齢などによってはピルの服用が適さない場合もあります。自己判断はせず、必ず医師の診察を受けたうえで、適切な治療方法を守ってご使用ください。効果・効能・副作用の現れ方には個人差があります。

オンライン診療と月経移動シミュレーターの活用

オンライン診療は、自宅など好きな場所からスキマ時間に受診でき、お薬が自宅のポストに配送されるため、忙しい方にとって便利な選択肢です。

「月経移動」のオンライン診療受診の流れ

また、月経移動が可能かどうか事前に確認できる「月経移動シミュレーター」も提供されています。次回の生理開始予定日を入力するだけで、個人のスケジュールに応じた月経移動の方法(時期を早める・遅らせる等)の選択肢が表示される仕組みです。受診前に目安を知りたい場合に活用できます。

▶ 月経移動シミュレーターはこちら: https://www.clinicfor.life/telemedicine/shift-menstruation/shift-menstruation-simulator/

このシミュレーターは医師監修のもと一般的な月経周期に関する情報を基に作成されていますが、個々の症状や体調については医師にご相談ください。月経移動は自由診療であり、100%できるとは限りません。医師の判断によりお薬を処方できない場合もあります。

大切な予定と月経が重なることに不安を感じる場合は、早めに医療機関や専門家にご相談ください。

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