孤独・孤立の社会課題に対し、病院が「人と会う場所」を創出
内閣府が2026年4月に公表した「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和7年)」によると、孤独感について「しばしばある・常にある」「時々ある」「たまにある」と回答した人が合わせて37.7%に上りました。このような孤独・孤立が社会的な課題となる中、地域の中で人と顔を合わせ、言葉を交わす機会をどのように創出するかが問われています。
こうのす共生病院が始めたのは、新しい交流施設を建設することではありません。すでに地域にある病院の1階、その売店スペースを開放するというものでした。お茶を飲み、会話を交わし、季節に合わせたものを一緒に作る。医療の話をすることもあれば、そうでない話も生まれます。病院を「治療を受ける場所」だけに限定せず、家以外に人と顔を合わせられる場所として活用してもらう。その一つの形が「井戸端会議」です。
参加者からの声「これが毎月の楽しみ」
「井戸端会議」は2025年3月に始まり、2026年8月までに18回を重ねました。直近の参加人数はおよそ6~10人程度で、8月8日の「夏まつり」には地域住民8人と職員3人が参加しました。開始当初から参加を続けている人も2人います。
参加者からは、「これが毎月の楽しみなの」といった声が聞かれています。また、別の参加者は「家からあまり出ないけど、この楽しみのために頑張って来てる」と話しています。特別なプログラムばかりでなく、会話をしたり、何かを作ったりしながら同じ場所で時間を過ごすことが、月に一度の楽しみとして多くの人に受け入れられています。

病院を「まちの縁側」に
多くの人にとって、病院は病気やけがをしたときに医療を受けるための場所です。しかし、「井戸端会議」では、診察の予定がなくても病院を訪れ、「誰かに会う」「話をする」「一緒に何かをする」という目的で利用されています。こうのす共生病院では、このような日常の接点を「病院をまちの縁側に」という考え方につなげています。
新しい施設を建てることなく、既存の病院という場所を少し開放するだけで、人が顔を合わせる機会を創出できる。これにより、医療機関と地域との接点を診察室の外にも広げています。
継続がもたらす価値
「井戸端会議」は、毎回多くの人を集めることを目的とした大規模なイベントではありません。月1回、土曜日の14時から16時まで、病院1階の売店スペースで地道に開催されてきました。一度きりのイベントではなく、同じ場所で月に一度の時間を重ねてきたからこそ、「毎月の楽しみ」「このために頑張って来てる」といった参加者の声が聞かれるようになったと考えられます。
この取り組みは、医療法人社団鴻愛会が進める「Social Goodプロジェクト」の一環として実施されています。病院の中だけで完結しない地域との接点を作り、医療者と地域の人が日常の中で出会える機会を作る取り組みを進めています。

今後もこうのす共生病院は「井戸端会議」を継続し、病院が医療を必要としたときに訪れる場所であると同時に、地域の人が顔を合わせ、言葉を交わす場所にもなり得るという可能性を、特別なイベントで終わらせることなく、継続的な活動として積み重ねていくとのことです。
開催概要
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名称:井戸端会議
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開始:2025年3月
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開催:月1回・土曜日 14:00~16:00
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会場:こうのす共生病院 1階売店スペース
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直近の参加人数:およそ6~10人程度
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2026年8月8日参加者:地域住民8人、職員3人
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参加者の属性:女性約9割
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8月8日の内容:うちわ作り、プレゼント交換、お茶会
関連情報
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Social Goodプロジェクトページ:https://kouaikai.net/sgpj/
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こうのす共生病院公式サイト:https://kouaikai.jp/
本件に関するお問い合わせ
医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院 広報室
電話:048-541-1131
メール:info@kouaikai.jp
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