鳥取県とファミワンの連携によるプレコンセプションケア推進
鳥取県とファミワンは、これまでもプレコンセプションケア(妊娠を希望する女性やそのパートナーが、妊娠前から自身の健康状態を見直し、より健康的な生活を送るための取り組み)の普及・啓発を目的に連携してきました。若い世代を中心に健康意識の向上を図っており、令和8年度も県民一人ひとりが自身の健康や将来のライフデザインについて考える機会を創出するため、さらなる取り組みを進めています。
また、個別支援の体制構築も進め、「とっとりプレコン相談室」として、希望者が気軽に自身の健康管理について相談できるよう、ファミワンの相談サービスを提供しています。
関係者向けオンラインセミナーの実施内容
2026年8月4日に開催されたオンラインセミナーには、鳥取県内の自治体職員(県・市町村)、医療機関関係者、教育関係者など、プレコンセプションケア推進に従事する関係者が参加しました。
講師は、株式会社ファミワンの代表看護師であり不妊症看護認定看護師の西岡有可氏が務めました。セミナー前半では、プレコンセプションケアの歴史や医学的・社会的背景、さらにセクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性に関する健康と権利、および子どもを持つか持たないか、いつ、何人持つかを自由に決定できる権利)の視点を踏まえた基本的な考え方が解説されました。
セミナー後半では、科学的根拠に基づいた県民への啓発メリットや、自治体がこの取り組みを進める意義について深く検討されました。参加者には、プレコンセプションケアが県民一人ひとりのウェルビーイング(well-being:身体的、精神的、社会的に良好な状態)向上に寄与するヘルスケアであることが伝えられました。さらに、自治体が周知・啓発を行う際の留意点や適切な姿勢についても触れられ、参加者にとって現場での実践につながる有益な学びの機会となりました。
セミナー受講者の声
受講者からは以下のようなコメントが寄せられています。
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「具体的にどう伝えれば良いか分かった。性教育との違いが理解できた」
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「突然出てきた取り組みのように感じていたので、これまでの世界的な流れや国、県の取り組みの流れを知ることができた。」
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「わかりやすいセミナー、ありがとうございました。プレコンサポーターを取得しておりますが、どのように活動していくのがよいのかについて頭の中が整理できるよい機会となりました。現在、母子保健分野が主として動いていますが、健康推進の分野などいっしょに取組んでいけると良いと思いました。他部署といっしょに取組んでいる事例などがあれば、参考に聞いてみたいと思いました。」
株式会社ファミワンについて

株式会社ファミワンは、「子どもを願うすべての人によりそい 幸せな人生を歩める社会をつくる」をビジョンに掲げ、ヘルスケアサポートサービス「ファミワン」を展開しています。このサービスは、専門家セミナーによる「風土醸成」と、オンライン相談による「個別の当事者サポート」の2軸で、企業の健康経営や女性活躍の支援、自治体における住民支援を行っています。
利用者は、看護師や心理士などの有資格者に匿名で相談でき、心理的安全性の向上や不調の未然防止に貢献します。また、企業や地域の課題に合わせたセミナーや研修を通じて、当事者だけでなく周囲の支援者も含めた組織・地域全体のリテラシー向上を図っています。
2018年のサービス提供開始以来、小田急電鉄、TBS厚生会、大成建設、NTT、講談社などの民間企業や、神奈川県横須賀市、東京都世田谷区、広島県三原市、群馬県邑楽町、茨城県、奈良県、山梨県などの各自治体に導入されています。特にプレコンセプションケアや働く人々の健康課題、DE&I推進の領域において、国内で実績を重ねています。
なお、このサービスは医療行為ではないため、診断や処方は行われません。詳細については、専門の医療機関にご相談ください。