予防・検診

経済産業省の健康経営支援実証に島根の2社が選定、地域一体で中小企業の健康経営を推進

事業開始の背景

島根県では、全国に先駆けて人口減少や人手不足への対応が求められています。県内事業所の約96.9%が従業員50人未満の小規模事業者であり、医療福祉、製造、建設、運輸といった労働集約型産業が県内雇用の約46%を支えています。これらの業種では、従業員の身体的な健康管理(腰痛予防など)が事業継続に直結するため、健康経営は地域の産業を持続させるための重要な経営戦略として注目されています。

島根県の地域課題と産業構造

一方で、既存の公的支援は単発的な講座に留まることが多く、地域に根ざした先進企業が培ってきた実践的な知見が個社の中に閉じたままという課題がありました。本事業は、専門家による個別伴走支援と、先進企業による相互見学や事例共有を組み合わせることで、個々の企業の知見を「地域全体で活用できる資産」へと変える健康経営支援モデルの実証を目指します。

取り組みの特長と募集内容

フジイコーポレーションは、リハビリ専門職(作業療法士や理学療法士)が身体の使い方や作業活動を医学的視点から分析する専門性を活かし、企業の現場に入り込み「働く人の身体的健康」にアプローチする独自の健康経営伴走支援を提供してきました。この取り組みは、島根県内のリハビリ専門職養成校での「産業保健作業療法」の授業開始や、医学系出版社発行の教科書への掲載(2026年11月出版予定)といった形で評価されています。

島根県内には、フジイコーポレーションが伴走支援を行い、「法人会:健康経営大賞」や「Sport in Life Award(スポーツ庁・大賞)」など全国的な表彰を受けた先行企業が存在します。本事業では、これらの先行企業の実践知を地域に広げるため、以下の2つのメニューで参加企業を募集します。

支援モデルのコンセプト図

募集メニュー

  • モニター企業伴走支援:2社限定
    3ヶ月間のプログラムを通じて、現状分析、社内ワークショップ、社内施策の提案などを実施し、社内における健康経営の機運づくりをサポートします。

  • 先進企業視察:15社(各社2名程度)
    健康経営に先進的に取り組む島根県内企業(健康経営優良法人認定企業など)の現場を巡る2日間の視察・ワークショッププログラムです。フジイコーポレーション自身の現場視察も受け入れています。

募集要項

  • 募集対象:島根県内企業の経営者、次世代経営者、健康経営推進担当者

  • 募集期間:2026年9月上旬より順次開始予定(詳細はフジイコーポレーションのウェブサイト等で改めて案内されます)

  • 申込方法:下記お問い合わせ先までご連絡ください。

今後のスケジュール(予定)

  • 2026年9月:モニター企業募集・広報開始

  • 2026年10月1日:本格スタート(キックオフイベント開催)、モニター企業募集

  • 2026年12月:先進企業視察(スタディツアー)実施

  • 2027年1月:報告会・個別相談会を開催

代表者コメント

株式会社フジイコーポレーション 代表取締役 藤井 寛幸氏

株式会社フジイコーポレーション 代表取締役の藤井 寛幸氏(作業療法士)は、次のように述べています。

「地方の小規模事業者における人手不足は経営課題であり、今いる大切な従業員が健康で長く働き続けられる職場づくりこそが、最大かつ最優先の問題です。私たちリハビリ専門職は、病院の中だけでなく『働く現場』にも貢献できると信じて活動を続けてきました。今回の採択を機に、島根の素晴らしい中小企業のみなさまが培ってきた『健康経営支援の知恵』を、自治体や支援機関と連携して地域の共有財産(モデル)とし、島根から日本中の中小企業を元気にしていける持続可能な自走仕組みの実証に全力で挑戦してまいります。」

関連情報

本件に関するお問い合わせ先は、株式会社フジイコーポレーション 涌嶋 宏輔氏(プロジェクトマネージャー)まで。
E-mail:soumu@fujiicorporation.co.jp
電話番号:070-9341-7834

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