予防・検診

日本医療政策機構、慢性腎臓病(CKD)の診療連携と早期介入に関する調査報告書と政策提言を公表

調査報告「CKD診療における診療科間連携の実態と課題把握のためのヒアリング調査」(2026年6月30日公表)

CKD診療における診療科間連携の実態と課題把握のためのヒアリング調査

過去3年間に開催された専門家会合や自治体の好事例収集において、CKD政策を他疾患と合わせて実施することの重要性が頻繁に論点として挙げられていました。一方で、医学は臓器別、疾患別に専門性を強化させる方向で発展してきた経緯があり、診療現場のみならず、アカデミアにおいて学会間や専門分野学会横断での連携機会は限られていることが指摘されています。

このような背景から、領域横断的なCKD対策・診療を推進することを目的として、医師への個別ヒアリングにより収集した意見を整理し、報告書として取りまとめられました。

ヒアリング協力者の発言整理方法

ヒアリング協力者の発言内容は、専門領域や勤務する医療機関規模によって、CKD診療に関する視点や経験が異なります。そのため、本報告書では、ヒアリング対象者のバックグラウンドに従って独自に設定された次の4つの診療科分類および、医療機関規模(診療所、病院等)の双方の視点からCKD診療連携に関する実態と課題が整理されました。

4つの診療科分類

  • i. CKDに親和性の高い科

  • ii. 一般内科

  • iii. 全身管理を行う非内科

  • iv. 局所を主に扱う科

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政策提言「慢性腎臓病(CKD)の早期発見・早期介入における確かな政策実装に向けて」(2026年7月31日公表)

慢性腎臓病(CKD)の早期発見・早期介入における確かな政策実装に向けて

この提言書では、ヒアリングおよびアドバイザリーボード会合での議論を踏まえ、CKD対策における「健診受診から医療機関受診に至るプロセス」の課題に焦点を当て、その解決に向けた方向性が自治体・職域の視点を中心に取りまとめられました。

提言の視点

  • 視点1 データ・制度基盤の整備

  • 視点2 健診の運用・健診後フォローアップの最適化

  • 視点3 保険者と医師(医療機関)の連携強化と医療提供の統一化

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日本医療政策機構(HGPI)について

日本医療政策機構は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンクです。市民主体の医療政策を実現すべく、独立したシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供してきました。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供しています。

設立以来、女性の健康、がん対策、認知症、薬剤耐性、再生医療、グローバルヘルスなど、当時十分に議論されていなかったテーマをいち早く政策課題として提示し、法制度や国家戦略の形成、国際的な政策議論に反映されるなど、具体的な政策の前進に寄与してきました。日本国内はもとより、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく活動を続けています。

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