予防・検診

日常の「つまずき」は体幹力低下のサイン?自宅でできる体幹ケアのポイント

日常の小さな変化に潜む「体幹力」低下のサイン

「平らな場所で、一瞬足が引っかかる」「以前より階段を上るのが少し億劫に感じる」「長時間立っていると、背中や腰が疲れる」。こうした日常のささいな変化を、「歳のせい」や「運動不足」と見過ごしていませんか?これらの変化は、身体の軸を支える「体幹力」が気づかないうちに低下している可能性を示唆しているかもしれません。

女性がヨガマットの上でバランスを取りながらエクササイズをしている様子

「体幹」とは何か?深層筋(インナーマッスル)の役割

「体幹を鍛える」と聞くと、表面の硬い筋肉やハードなトレーニングを想像するかもしれません。しかし、日常の歩行やバランス維持に必要な体幹とは、身体の軸を内側から支える「深層筋(インナーマッスル)」を指します。

このインナーマッスルは、私たちが意識しなくても、姿勢をまっすぐ保ったり、歩くときに足をスムーズに前に出したりする役割を担っています。この部分が弱まると、重心が不安定になり、足を上げているつもりでも段差につまずきやすくなることがあります。

自宅で意識できる体幹ケアのポイント

特別なトレーニングジムに通わなくても、日々のちょっとした意識で体幹の働きを呼び覚ますことが期待できます。

1. 胸とお腹をふくらませる「深呼吸」

体幹のインナーマッスルは、呼吸と深く連動していると言われています。浅い呼吸は体幹の働きを弱める可能性があるため、1日に数回、お腹と胸が心地よくふくらむまで息を吸い込み、ゆっくりと細く吐ききる「深呼吸」を試してみましょう。

2. 「お尻の骨」で座る

椅子に座るとき、背もたれに寄りかかってお尻が前に滑っていませんか?座る際は、骨盤の底にある左右の骨(坐骨)が椅子の面に均等に当たるように意識し、骨盤をまっすぐ立ててみましょう。これにより、自然と体幹にスイッチが入る可能性があります。

3. 「股関節」から歩く意識を持つ

歩くとき、膝から下だけで小刻みに歩いていることはありませんか?足の付け根(股関節)が、みぞおちのあたりから始まっているようなイメージを持つことで、歩幅が自然と広がり、体幹を使ったスムーズなウォーキングにつながることが期待されます。

快適な毎日のための「天然のサポーター」

体幹は、アスリートのためだけのものではありません。私たちが毎日を疲れにくく、つまずかずに快適に過ごすための「天然のサポーター」として機能している可能性があります。まずは毎日の呼吸や姿勢を見直すことから、ご自身の体幹力を心地よく呼び覚ましてみてはいかがでしょうか。

ご自身の身体の状態について気になる点がある場合は、医療機関や専門家にご相談ください。

お問い合わせ先

関連ノート