室内生活が招く「生活習慣の乱れ」と髪への影響
調査によると、熱中症対策としてクーラーの使用量が大幅に増加したと答えた人は約6割に上り、冷風が直接体に当たる環境で過ごす人が増えています。また、暑さによる食欲低下から、そうめんや冷たい麺類、アイスなどで食事を簡単に済ませ、「食事のバランスが偏る」と回答した人も約6割に達しました。
これらの室内環境や食生活の乱れは、睡眠にも悪影響を及ぼしています。約7割の人が「睡眠の質が落ちる」と悩んでおり、夜間のエアコン調節がうまくいかず、体が冷え切って熟睡できないケースが見られます。このような「冷え・栄養不足・睡眠不足」のダメージは、体だけでなく髪にも影響を及ぼし始めており、「まだ夏なのに髪がパサつく」「頭皮がベタつく、かゆい」「抜け毛が増える」など、過半数の人が「すでに髪の異変が現れている」と回答しています。
髪の異変の原因に関する認識のずれ
室内での生活習慣が髪にダメージを与えている一方で、「夏の頭皮ダメージや抜け毛の主な原因は何だと思いますか?」という質問に対し、「紫外線」や「汗や皮脂のつまり」が上位に挙げられました。多くの人が「外側のケア」に意識を向けており、「涼しい室内にいるから安心」と室内環境におけるリスクへの意識が薄れている実態がうかがえます。

浜中聡子医師が解説する「インドア髪バテ」とその対策
クレアージュ総院長の浜中聡子医師は、酷暑から身を守るための室内生活は不可欠な熱中症対策であるとしつつも、本人が気づかないうちに髪や頭皮に影響を及ぼす「インドア髪バテ」に注意が必要だと指摘しています。

浜中医師によると、冷房の効いた部屋にこもり、冷たい食事や睡眠不足が重なると、身体は深刻な夏バテ状態に陥る可能性があります。身体の機能が低下して栄養不足や血行不良になると、生命維持に必要な器官へ優先的に血液が巡らされるため、髪への栄養供給が後回しにされる傾向があるとのことです。これにより、頭皮の隅々まで栄養が行き届かなくなり、抜け毛につながる可能性があります。
今すぐできる!「インドア髪バテ」の3大対策方法
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【睡眠】「7〜8時間の睡眠」と「入眠後3時間」の深い眠りで、ヘアサイクルを促す
髪の成長を促す成長ホルモンは、睡眠不足によって分泌が大幅に低下すると言われています。理想とされる毎日6〜8時間の睡眠時間を確保し、特に成長ホルモンが最も多く分泌される「入眠後の最初の3時間」に深い眠り(ノンレム睡眠)に入れるよう、就寝直前の食事やスマホ画面の閲覧を控えるなど、環境を整えることが重要です。 -
【栄養バランス】髪の原料となる「タンパク質」と「亜鉛・ビタミン」を補給する
そうめんや冷たい麺類だけで食事を済ませず、卵・豆腐・肉などのタンパク質を意識して摂取しましょう。髪の成長を助ける亜鉛や、血行をサポートするビタミン類(ビタミンEなど)をバランスよく摂取し、髪に必要な栄養を身体の内側から満たすことが推奨されます。 -
【シャンプー】「じっとり汗」をぬるま湯の予洗いで浮かせ、頭皮の毛穴汚れまで洗い流す
涼しい室内にいても、じっとりとした汗や皮脂は頭皮に残りやすく、毛穴を詰まらせる原因になる可能性があります。髪を洗う際は、まず38℃前後のぬるま湯で1〜2分ほど「予洗い」をして汗や汚れを十分に浮かせ、シャンプーをしっかり泡立てて「頭皮そのものを洗う」ことを意識しましょう。指の腹で丁寧に洗うことで、夏特有のべたつく頭皮環境を健やかに保つことが期待できます。
クレアージュ東京 エイジングケアクリニックについて
クレアージュ東京 エイジングケアクリニックは、発毛治療を中心とした女性の悩みに寄り添うクリニックです。1999年より女性専門の発毛治療を開始し、26年間で65万人以上の治療実績を持つとされています。頭髪(女性薄毛外来・産後抜け毛外来・美髪外来・後遺症抜け毛外来)、美容皮膚、アートメイクの診療科目を設置しており、女性のライフステージによって変化する髪や肌のエイジングに関する悩みに対応しています。

詳しくは、クレアージュ東京 エイジングケアクリニックの公式ウェブサイトをご確認ください。
https://www.womenshealth-tokyo.com/
髪や頭皮の異変を感じた際は、自己判断せずに医療機関や専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。本記事の情報はあくまで一般的な情報提供であり、個別の症状については専門医にご相談ください。