予防・検診

ロート製薬が「一般社団法人 異所性脂肪研究会」の設立を支援:未病からの予防と行動変容を目指す

「第三の脂肪」異所性脂肪とは

ロート製薬株式会社は、グループ会社であるエムジーファーマ株式会社とともに、「一般社団法人 異所性脂肪研究会」の設立を支援しました。この研究会は、未病段階からの予防と行動変容を通じて、人々の健康寿命延伸に貢献することを目指します。

異所性脂肪の概要と健康への影響

異所性脂肪とは、本来脂肪が蓄積すべきではない肝臓、筋肉、心臓、膵臓などの臓器にたまる脂肪を指します。食事から摂取したエネルギーが消費しきれなかった場合、まず皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられますが、それでも余った脂肪が全身を巡り、これらの臓器に蓄積してしまうことで発生します。

異所性脂肪の主な特徴は、外見からは判断しにくく、一般的な健康診断でも見つけにくい点です。近年の研究では、この異所性脂肪が各臓器の機能低下や慢性的な炎症を引き起こす要因の一つであると指摘されています。メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病といった生活習慣病のほか、フレイル(加齢に伴う身体的・精神的機能の低下)、サルコペニア(加齢に伴う筋肉量と筋力の低下)、不妊症、うつ、認知症など、多岐にわたる疾患との関連性が示唆されています。

この健康課題は、加齢やシニア世代に限らず、若年期から中高年期まで、人生を通じて意識すべきものとされており、早い段階から正しく理解し、予防と改善につなげていくことが重要であると考えられています。

一般社団法人 異所性脂肪研究会の設立

このような背景から、「一般社団法人 異所性脂肪研究会」が2026年6月25日に設立されました。

一般社団法人 異所性脂肪研究会

研究会は、異所性脂肪を人々のウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)とロンジェビティ(健康寿命の延伸)に深く関わる社会的健康課題と捉え、医学、栄養学、運動科学、生活科学など多分野の研究者が連携し、科学的知見の創出と発信を目指します。これにより、異所性脂肪に関する理解を「研究者の常識」から「社会の常識」へと広げ、予防から改善まで行動変容につながる選択肢を増やすことで、誰もが健やかに年齢を重ねられる社会の実現に貢献するとしています。

【異所性脂肪研究会 概要】

  • 法人名:一般社団法人 異所性脂肪研究会

  • 設立:2026年6月25日

  • 代表理事:佐藤 隆一郎

  • 理事:小川 佳宏、菅波 孝祥、田中 都、畑 匡侑、島田 昌之、深田 宗一朗

詳細は、一般社団法人 異所性脂肪研究会のウェブサイトをご覧ください。

ロート製薬の支援の背景

ロート製薬は、創業以来、生活者の健康に寄り添う取り組みを行ってきました。食生活の変化に伴い、脂肪の過剰な蓄積が様々な健康課題につながる現状を認識しています。

同社はこれまで、脂肪に関連する症状への内服医薬品をはじめ、病気に至る前の健康維持を支える特定保健用食品や機能性表示食品などを開発し、予防から対処まで幅広い選択肢を提供してきました。余分な脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪に続く「第三の脂肪」とも呼ばれる異所性脂肪として、循環器疾患や代謝性疾患のみならず、筋肉の機能低下、フレイル、妊孕性(妊娠のしやすさ)など、多様な健康課題に関わる可能性が明らかになりつつあることから、同社は未病段階からの取り組みが健康寿命の延伸につながると考え、今回の研究会設立支援に至ったと説明しています。

異所性脂肪は今後、スポーツ・フィットネス、フレイル・サルコペニア、女性の健康といった分野で、市場活性化や新たな健康価値創造の可能性を持つ領域であるとの見解を示しています。

本研究会の活動を通じて、多分野の研究者および参画企業とともに、異所性脂肪の理解と解決に向けた科学的知見の創出・発信と社会実装を目指していくとのことです。

異所性脂肪やご自身の健康状態について詳しく知りたい場合は、医療機関や専門家にご相談ください。専門的な診断やアドバイスを受けることが、適切な健康管理につながります。

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