予防・検診

全国のケアマネジャーを介した帯状疱疹ワクチン定期接種啓発活動の結果発表

啓発活動の背景と目的

この活動は、帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者のうち、特に2025年度から2029年度の経過措置期間中に70、75、80、85、90、95、100歳を迎える方、および2025年度に限り100歳以上の方々が、制度や疾患への理解を深め、接種機会を確保しやすくなることを目指して実施されました。両社は、疾患と予防接種に関する2種類のリーフレットを全国の居宅介護支援事業所33,210軒(全国の事業所の92.4%に相当)に勤務するケアマネジャーに提供し、利用者とその家族への支援を促しました。

実施概要と活動結果

約10万人のケアマネジャーを対象としたこの活動では、インターネットインフィニティーが運営する「ケアマネジメント・オンライン」のケアマネ会員へのウェブアンケート(調査①)と、リーフレット送付先のケアマネジャーへのサンプル調査(調査②)が行われました。

  • 調査① リーフレット配布率

    • 利用者・家族へリーフレットを配布したケアマネジャーの割合は32.6%でした。
  • 調査② リーフレット配布人数・予防接種行動

    • 1人のケアマネジャーがリーフレットを見せたり、渡したり、声かけをした利用者や家族は平均7.5人でした。

    • 1人のケアマネジャーが担当する利用者や家族のうち、平均2.0人が帯状疱疹ワクチンを接種したと報告され、このうち定期接種として受けたのは平均1.1人でした。

これらの調査結果から、リーフレットを見せたり、渡したり、声かけを受けた利用者・家族は推計約24.4万人にのぼると見込まれています。また、帯状疱疹ワクチンを接種した利用者・家族は推計約6.5万人とされています。

アンケート調査結果から試算した活動のインパクト(推計値)

今後の課題と展開

調査では、ケアマネジャーが啓発活動を行う上での課題として、帯状疱疹やワクチン、定期接種の制度に関する知識不足が多く挙げられ、学習ニーズが高いことが明らかになりました。これを受け、BIKEN財団とインターネットインフィニティーは、現場のニーズに応じたサポート資材を新たに制作・提供し、ケアマネジャーが利用者や家族へ適切な情報提供を行いやすい環境を整備していくとしています。これにより、帯状疱疹に関する正しい知識の普及と啓発活動のさらなる充実を目指します。

両社は、今回の活動を通じて、帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者の疾患理解を深め、帯状疱疹の予防行動を通じたQOL(Quality Of Life:生活の質)の向上に寄与できたと考えています。今後も連携・協力を密にし、帯状疱疹予防啓発活動の推進に取り組んでいく方針です。

帯状疱疹について

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった際に体内に潜伏した水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢などによる免疫力の低下に伴い再活性化することで発症する病気です。神経に沿って、典型的には体の左右どちらか一方に帯状に、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現します。合併症の一つとして、皮膚症状が治癒した後も痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすことがあります。詳しくは医療機関・専門家にご相談ください。

一般財団法人阪大微生物病研究会(BIKEN財団)と株式会社インターネットインフィニティーについて

一般財団法人阪大微生物病研究会(BIKEN財団)は、1934年の設立以来、ワクチンの研究・開発と供給を通じて公衆衛生に貢献しています。優れたワクチンを通じて、世界中の人々の大切な命を守ることをミッションとしています。
https://www.biken.or.jp/

株式会社インターネットインフィニティーは、全国のケアマネジャー約10万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」や、リハビリ型デイサービス「レコードブック」をグループ展開するなど、健康寿命の延伸に向けたヘルスケアサービスを運営しています。

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