最新医療

在宅医療の待機体制を可視化する新プラットフォーム「Tochoku BATON」提供開始

令和8年度診療報酬改定への対応と在宅医療の課題

2026年6月に施行される令和8年度診療報酬改定では、株式会社等の第三者を利用して24時間の連絡体制や往診体制を確保する場合について、医療機関が整備すべき体制がより明確化されました。

この制度上の要件を満たし、実際に運用していくためには、単に待機医師を確保するだけでなく、「いつ、誰が対応するのか」を継続的に管理し、患者さんやそのご家族などに適切に案内することが重要となります。当直連携基盤は、これらの業務を支援するために「Tochoku BATON」を開発しました。

第一弾機能「待機医師カレンダー」の提供

「Tochoku BATON」の第一弾機能として、「待機医師カレンダー」が2026年9月より全契約医療機関へ順次提供されます。この機能は契約サービスの標準機能として提供され、追加費用は発生しません。

待機医師カレンダーの主な機能:

  • 複数の待機予定を一つに集約: 当直連携基盤から紹介される待機医師と、各医療機関が独自に確保する待機医師の予定を一つのカレンダーにまとめて確認できます。これにより、日付ごとの担当医と待機時間を一元的に把握することが可能です。

  • 患者・家族等への案内文書作成: 医療機関ごとの診療体制を反映したカレンダーを作成し、往診担当医の氏名や担当日などを患者さんやご家族、あるいは関連施設へ案内する際に活用できます。

Tochoku BATONの待機医師カレンダー画面

「Tochoku BATON」が目指す「チームプレー」

在宅医療では、日中から夜間・休日へと担当する医師やスタッフが変わる中でも、患者さんの診療が途切れることなく続くことが求められます。「Tochoku BATON」という名称には、人から人へバトンを渡すように、診療に必要な情報をつなぎ、チームで患者さんを支える体制を築きたいという思いが込められています。「待機医師カレンダー」はその第一歩として、担当者が変わっても患者さんを支えるチーム連携が途切れないことを目指します。

今後の機能拡張について

「Tochoku BATON」では、今後も以下のような機能の追加が予定されています。

  • ダッシュボード分析機能:患者数や依頼件数などの集計値を可視化

  • スポット依頼:待機体制を確保できない日などの追加対応を依頼

  • 対応状況の確認:紹介医師による相談や往診などの対応状況の確認

  • 緊急情報・稼働状況の通知:災害発生時や緊急時に、サービス稼働状況や重要なお知らせを迅速に通知

これらの機能により、在宅医療の現場における連携と効率化がさらに進むことが期待されます。

サービス概要

  • 名称: Tochoku BATON(トウチョク バトン)

  • 提供開始時期: 2026年9月より順次

  • 提供対象: 株式会社当直連携基盤と契約するすべての医療機関

  • 利用料金: 契約サービスの標準機能として追加費用なしで提供

  • 問い合わせ方法: 問い合わせフォーム

株式会社当直連携基盤について

株式会社当直連携基盤は、エムスリーグループに属し、在宅医療支援サービスを提供しています。在宅医療における夜間・休日往診支援サービス「バディ往診」や電話再診支援サービス「電話再診君」、夜間・休日一次受けコールセンター「バディコールセンター」などを展開しています。

  • 平日夜間・土日祝日24時間の電話・往診支援サービス 「バディ往診」: 詳細はこちら

  • 平日夜間・土日祝日24時間の電話再診支援サービス 「電話再診君」: 詳細はこちら

  • 夜間・休日一次受けコールセンター 「バディコールセンター」: 詳細はこちら

同社のウェブサイトは以下より確認できます。

関連ノート