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オンライン診療・オンライン療育の「いま」と「未来」を考えるトークセッション開催

オンライン診療・オンライン療育の「いま」と「未来」を考えるトークセッション開催

ことばサポートネットは、医療・福祉・教育・行政分野の専門職を対象に、オンライン診療およびオンライン療育の最新動向を学ぶオンラインセミナー「【専門家と考える】オンライン診療・オンライン療育の制度と実践例 〜医療保険・公費助成の今とこれから〜」を2026年10月4日(日)に開催します。このトークセッションは、日本言語聴覚士協会(※)の後援を受けて行われます。
※言語聴覚士(ST):ことばや聞こえ、飲み込みに課題がある方々に対し、専門的な評価と訓練を行う医療専門職。

イベント告知

開催の背景:支援を希望しても受けられない現状の打破を目指して

現在、専門職の不足や地域間での医療・療育サービスの格差により、必要なリハビリテーションや療育を受けることが難しい方々への支援が課題となっています。このような状況に対し、オンラインでの支援が課題解決の一助となる可能性が示されています。しかし、オンラインでの療育は、現時点では保険診療の対象とならないケースが多く、利用者の経済的負担が増えるという課題も存在します。

ことばサポートネットは、医療・福祉・教育・行政が連携し、地域に関わらず必要な支援を届けるための方策を考える機会として、本トークセッションを企画しました。自治体の助成制度を活用した取り組みや国内外の動向など、オンライン支援の現状について深く掘り下げます。

イベント概要

  • 開催日時: 2026年10月4日(日) 10:00~11:45

  • お申し込み: Peatix

対象者(このような方におすすめ)

  • オンライン療育に興味がある医療従事者の方: 制度面の不安解消や、自施設での具体的な活用イメージを明確にしたい方。

  • 医療機関等の管理職の立場にあるPT/OT/STなどの方: 他施設の運営モデルからスタッフの働き方改革やサービス拡大のヒントを得たい方。

    • 理学療法士(PT):身体の基本的な動作能力の回復を支援する専門職。

    • 作業療法士(OT):日常生活の活動や社会参加を支援する専門職。

  • PT/OT/STとの連携に関心がある医師・歯科医師・医療関係者の方: 多職種連携による質の高いアプローチ方法を知り、患者満足度の向上につなげたい方。

  • 都道府県士会等で療育の制度について考えていく立場にある方: 政策立案や制度運用に不可欠な「公費負担」の先進事例を今後の提言活動に活かしたい方。

  • 自治体の福祉・医療・子ども家庭部門の担当者の方: 専門家不足への現実的な解決策を把握し、地域住民への新たな支援策として検討したい方。

講師紹介

石川 雅俊 様(医師・東京医療保健大学特任教授)

石川雅俊様
1979年静岡県湖西市生まれ。筑波大学医学専門学群卒業後、KPMGヘルスケアジャパン株式会社を経て、国際医療福祉大学MBA准教授、厚生労働省医政局総務課課長補佐、ハーバード大学武見フェローなどを歴任。現在は東京医療保健大学特任教授を務める。ジョンズホプキンス大学公衆衛生修士。

橋本 咲子 様(発達支援テクノロジー推進協議会 主幹事 / PAPAMO株式会社 代表取締役)

橋本咲子様
運動とテクノロジーを組み合わせた発達支援サービス「へやすぽアシスト」を提供。15万件以上の支援実績を持ち、150名以上の理学療法士・作業療法士のコーチがオンラインでマンツーマン支援を行っている。

当日のスケジュール

当日のスケジュール

なぜ今、オンライン療育が注目されているのか?

療育を必要とする子どもたちが、十分な支援を受けられていない現状が背景にあります。ある調査では、専門的な発達支援や療育に通っていない家庭が約7割にのぼり、そのうち約半数は「支援を希望しているにもかかわらず受けられていない」いわゆる「療育難民」の状態にあると報告されています。

言語聴覚士の数は全国で増加傾向にあるものの、小児の療育に携わる言語聴覚士は約1割程度にとどまるとされています。そのため、「近くに専門施設がない」「遠方まで通う必要がある」「海外在住で日本語での支援が見つからない」といった理由から、専門的な支援を受けにくい状況は、多くの子どもたちやその家族が直面する課題です。

海外におけるオンライン支援の動向

専門職の支援を受けにくい課題は日本だけでなく、海外でも見られます。しかし、海外ではオンライン診療や遠隔リハビリテーションの活用が進み、言語聴覚療法、作業療法、理学療法、心理支援などをオンラインで提供する取り組みが広がりを見せています。特に、国土が広い国や専門職が都市部に集中しやすい国では、「住んでいる場所によって受けられる支援に差があってはならない」という考えのもと、オンラインを活用した支援体制の整備が進められてきました。
日本においても、専門職不足や地域格差を解決する選択肢の一つとして、オンライン療育への期待が高まっています。

日本で始まっている自治体の助成制度

オンライン療育の活用は、居住地域に関わらず専門的な支援につながることで、これまで支援を受けることが難しかった子どもたちにも新たな可能性を広げています。しかし、現状ではオンライン療育の多くが自費提供であり、経済的な理由から利用を断念せざるを得ない家庭も少なくありません。

このような状況に対し、一部の自治体では、オンライン療育を自治体独自の助成制度の対象とする取り組みが始まっています。これは、居住地域や家庭の経済状況によって支援を諦めなくてよい社会を目指す、新たな一歩として注目されています。ことばサポートネットでも、一部の自治体の助成制度を活用し、対象地域の方々へオンラインでの構音訓練(発音を改善するための訓練)を提供しており、地域や経済的な事情に左右されずに必要な支援を届けられる可能性を実感しているとのことです。

子どもたちが、住んでいる地域に関係なく必要な支援を受けられる社会を目指し、ぜひ一緒にこれからのオンライン療育の未来について考えてみませんか。
さまざまな立場の方々の参加が、オンライン診療・オンライン療育の今後を共に考える有意義な機会となるでしょう。

詳しくは医療機関・専門家にご相談ください。

団体概要

ことばサポートネットロゴ
一般社団法人ことばサポートネット
ことばサポートネットは、ことばや発音に課題を持つ子どもや家族が、地域や年齢に関わらず言語聴覚士などの専門家につながる社会を目指し、相談支援、啓発資料の制作、講座・イベントの開催などを行っています。前年度には、子どもの構音障害に関する啓発ポスターや動画資料の制作・配布を実施し、発音の問題に早期に気づき、適切な支援につなげるための取り組みを継続している団体です。

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