Omi Japan、医療DX加速に向けAIエージェントの知見発信を開始
Omi Japan株式会社は、医療DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して、業務プロセスや組織、企業文化を変革すること)の社会実装を加速するため、医療DX専門組織「Omi-HKDC™(Healthtech Knowledge & Delivery Center)」の取り組みの一環として、医療現場向けAIエージェントのフレームワークと、同フレームワークを活用した病院向けAIエージェント「MediDial」の開発事例を紹介する動画セミナーをWebで公開しました。
HKDCは、医療DXを支える専門人材の育成に加え、現場理解に基づく設計・開発・研究開発の知見を蓄積し、社会へ還元する役割を強化しており、今回の動画公開はその第一弾となります。

医療DXの課題:技術だけでなく「人材」と「現場理解」
医療DXの必要性が高まる一方で、日本の医療現場では、業務の複雑さ、既存システムとの連携、説明可能性や安全性への配慮など、一般的なIT開発とは異なる要件が求められます。加えて、医療業務とITの双方を理解し、企画・要件定義・設計から実装・運用までを一貫して担える人材は依然として不足しており、これが医療DXを進める上での大きな制約の一つとされています。
Omi Japanは、このような課題に対し、単なるシステム導入支援ではなく、医療を理解した人材基盤からDXをつくり直すことが重要であると考えています。Omi JapanにおけるFDE(Forward Deployed Engineer:ドメイン知識とITスキルを兼ね備え、現場に深く入り込んで課題解決を行うエンジニア)は「ドメイン特化型ITエンジニア」と定義されており、ITスキルに加えてヘルステック分野の専門知識(医療ドメイン知識)とAI活用力を備え、少人数でもAIを活用しながら医療現場に深く入り込み、課題解決を実現する人材とされています。HKDCは、こうした考え方を具体化するために立ち上げられた医療DX専門組織です。
HKDC:医療DXの知識と実装をつなぐセンター
HKDCは、医療DX専門人材の育成拠点であると同時に、医療現場で得られた知識を設計・開発・研究開発へつなぎ、実装可能な形で社会に還元する拠点としての役割を強化しています。とりわけ、Omi JapanがFDEと位置づける、医療ドメイン知識とAI活用力を備えた人材の育成・実践の場として、HKDCは重要な役割を担っています。2030年までに国内エンジニア300名体制を構築し、そのうち50%の社員が医療情報技師資格(医療情報システムの専門知識と技術を認定する資格)を保有することを目指しています(現時点15%)。
日本の医療現場で培われたドメイン知識や業務理解、品質基準と、Omiグループの開発力・スピード・研究開発力を組み合わせ、AIエージェント開発、コンサルティング、エンジニアリング、研究開発プロジェクトを一体的に推進しています。
HKDCに関する詳細はこちらをご覧ください。
https://www.omijapan.co.jp/services/healthtech-knowledge-delivery-center
医療現場で使えるAI実装への関心と動画セミナーの内容
7月に開催された展示会「モダンホスピタルショウ2026」にてOmiグループ株式会社 代表取締役社長 チャン・クォック・ズン氏らが登壇したセミナーでは、参加者枠150席に対して当日210名が来場し、定員を大幅に上回る反響がありました。このことから、医療現場におけるAI活用への期待の高さとともに、AIを現場で使える形にどう設計・実装するかに対する関心の強さがうかがえます。
今回公開された動画では、展示会でも紹介された医療現場向けAIエージェントのフレームワークを紹介しています。医療現場でAI(人工知能)を活用するには、セキュリティ、説明可能性、既存システムとの連携、運用ルールへの適合を踏まえた設計が欠かせません。動画では、こうした医療現場特有の課題に対応する考え方が解説されています。また、導入現場からの声や、医療機関における本エージェント(人間の指示を理解し、自律的に情報収集や判断、行動を行う人工知能システム)活用の可能性についても言及されています。
あわせて、このフレームワークを活用してHKDCで開発された病院向けAIエージェント「MediDial」の事例も取り上げられています。MediDialは、HKDCの取り組みから短期間で形になった事例で、従来数ヶ月を要する開発を、数週間で実現したとされています。動画では、その開発背景やサービス化までのプロセスを通じて、HKDCの研究開発力と実装スピードについても紹介されています。
動画は以下のURLで公開されています。
https://www.omijapan.co.jp/events/8/ai-agent-framework
※動画の視聴には氏名・メールアドレス・所属企業/団体名の入力が必要です。
今後の展望:知見発信・共同研究・専門人材育成を強化
Omi JapanはHKDCを通じて、医療DX専門人材の育成に加え、医療AI・医療DXに関する知識、研究開発、実装ノウハウの蓄積・発信を進めていく方針です。あわせて、Omi JapanがFDEとして位置づける、医療ドメイン知見とAI活用力を備えたエンジニアやコンサルタントの採用・育成を拡大し、専門性の高い体制の構築を図ります。こうした人材が現場に入り、構想から導入・定着まで伴走することで、人材不足や品質リスク、院内IT負担の軽減につなげていくとのことです。今後もHKDCは、医療現場で本当に機能するDXの実現に向け、取り組みをさらに推進していくとしています。
Omiグループ株式会社 代表取締役社長 チャン・クォック・ズン氏は、医療DXで求められるのは新しい技術の導入だけでなく、それを医療現場で機能する形に落とし込むことだと述べています。Omi Japanでは、15年にわたる医療システム開発で培った知見を「Ominochi」として蓄積し、AIがその知識を参照できる体制を整えているとのことです。これにより、上流工程からの伴走、成果ベースでの品質担保、AIエージェントフレームワークを活用したAI統合ソリューションの提供を可能にしていると説明しています。HKDCはその中核を担う拠点であり、今回の動画公開を通じて、Omi Japanが目指す医療DXの姿と、その実現に向けた取り組みを伝えていくとしています。

Omi Japanについて
Omi Japan株式会社は、医療情報システムへのAI統合ソリューションを提供する企業です。日本の医療・ヘルスケア分野において、15年以上にわたりシステム開発で培ってきた知見をもとに、既存の医療情報システムとAIをつなぎ、現場で使える形での導入・実装を支援しています。これまでに400以上のシステムを開発し、病院・薬局など累計1万以上の医療機関への導入実績があります。対象領域は、医療機関の内部で使用するシステムや患者向けシステムに加え、臨床試験、検査、福祉分野まで多岐にわたります。

企業概要
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会社名:Omi Japan株式会社
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代表者:代表取締役社長 ダン・ミ・ハイン
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所在地:東京都中央区東日本橋3-4-18 東日本橋EXビル2F
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設 立:2013年2月1日
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資本金:2,000万円※増資手続き中
Omiグループについて
2012年に創業し、ベトナム、日本、韓国で事業を展開。グループ従業員数は940名に拡大しています。社会のヘルスケア向上に貢献することを使命に、医療・ヘルスケアシステムの開発、ソリューションコンサルティング、新たな技術ソリューションの研究開発などを展開しています。
- グループサイトURL:https://omigroup.jp/
資格・認証
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ISO 9001:2015(品質マネジメントシステム (QMS))
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ISO 13485:2016(医療機器-品質マネジメントシステム (MD-QMS))
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JIS Q 27001:2025 (ISO/IEC 27001:2022+Amd 1:2024)(情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS)))