佐渡島の医療アクセスを支える新たな仕組み
佐渡島では、島内唯一の皮膚科開業医が2026年7月末に閉院したことを受け、同年8月3日より、佐渡市下新穂の「たなか内科医院」を拠点とした皮膚科の来院型オンライン診療が開始されました。この仕組みでは、患者がたなか内科医院に来院し、島外の皮膚科医による診察をオンラインで受けることができます。地域の医療機関、看護師、薬局が連携することで、島内における皮膚科の受診機会を維持しています。
サドテレビの番組では、医師不足が課題となっている地方医療を支える新たな仕組みとして、この取り組みが紹介されました。番組の詳細は、以下のサドテレビ公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
【ニュースダイジェスト】皮膚科のオンライン診療開始!医師不足の地方医療を支える新たな仕組み
また、診療機関である「たなか内科医院」の詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。
関係者のコメントと取り組み
株式会社クラウドドクターの代表取締役社長である赤松敬之氏は、視診が重要な皮膚科はオンライン診療との親和性が高いとしつつも、オンラインだけで解決できない領域があることを指摘しています。そのため、一次医療で患者の状態を見極め、必要に応じて地域の基幹病院へつなぐ「トリアージ」(患者の重症度や緊急度に応じて治療の優先順位を決定すること)の重要性を強調しました。また、地域の医療機関や薬局との連携を通じて、離島の医療アクセスを守る取り組みを継続していく意向を示しています。
クラウドドクターの「どこでも診療所」
株式会社クラウドドクターは、「医療を、インフラにする。」をミッションに掲げ、24時間365日、医師への相談・診療からお薬の受け取りまでを完結できるオンライン診療プラットフォームを提供しています。「どこでも診療所」では、医療機関や企業・教育機関などに対し、組織内の医療インフラ構築をサポートしています。
さど調剤グループの地域医療への貢献
さど調剤グループ(構成法人:株式会社アイサ、有限会社佐渡薬品)は、新潟県佐渡市を中心に、保険薬局事業、医薬品卸業、医療ソリューション事業などを通じて、医療課題の解決と持続的な地域医療の実現に取り組んでいます。
MUSVI株式会社のテレプレゼンスシステム「窓」
MUSVI株式会社は、ソニーグループで培った技術をもとに開発されたテレプレゼンスシステム「窓」を提供しています。「窓」は、高い臨場感と低遅延で対面同等のリアリティを実現し、今回の来院型オンライン診療の基盤として、島外の皮膚科医とたなか内科医院をつなぐ役割を担っています。
まとめ
今回の佐渡島での来院型オンライン診療の取り組みは、医師不足という地方医療の課題に対し、オンライン診療と地域連携によって解決策を提示するものです。最新の技術と地域に根差した協力体制が、離島における医療アクセスの維持・向上に貢献しています。このような取り組みが、今後もさまざまな地域で活用されることが期待されます。