2026年秋花粉速報:8月はシーズンの入口、残暑で飛散長期化のおそれ

本格的な秋花粉シーズンを前に、クリニックフォアグループは「2026年秋花粉速報」を発表しました。今年の秋花粉は「早い・長い・気づきにくい」がキーワードと分析されています。
8月の関東地方では、厳しい暑さの日とオホーツク海高気圧の影響で暑さが和らぐ日があり、夏と秋を行き来するような気温の変化が続いています。このような季節の変わり目が、まさに秋花粉シーズンの入口とされています。秋花粉の代表であるブタクサの花粉は例年8月中旬から飛散が始まり、クリニックフォアの花粉症オンライン診療でも、8月中旬から新規受診者が増加傾向にあるとのことです。
くしゃみや目のかゆみ、長引く咳など、気になる症状がある場合は早めの医療機関への相談が推奨されます。
2026年秋花粉のキーワードは「早い・長い・気づきにくい」

① 早い ── すでに始まっている
ブタクサ花粉は早い年で8月下旬から飛散が始まり、9月上旬から本格的に症状を感じる人が増え始めます。クリニックフォアの花粉症オンライン診療のデータによると、8月中旬(8/8〜8/16)の新規受診者数は8月上旬と比較して約1.4倍に増加しました。昨年と比較しても、1〜2週間ほど早い受診傾向が見られ、まだ夏の時期に今年の秋花粉シーズンが動き出していることが示されています。
② 長い ── 残暑ぶり返しで飛散長期化のおそれ
気象各社の報道では、8月下旬以降に“ダブル高気圧”による厳しい残暑がぶり返し、10月にかけて気温が平年並みか高い状態が続く見通しが示されています。残暑が長引く年は花粉の飛散期間が後ろにずれ込み、例年より長く症状に悩まされる可能性があります。
③ 気づきにくい ── 2人に1人が“隠れ秋花粉症”の可能性
気温差の大きいこの時期の秋花粉症は、夏風邪や寒暖差による不調と症状が似ており、気づかれにくいことが特徴です。2025年に実施された調査(花粉症の自覚がある548名対象)では、咳・のどの違和感を秋花粉症の症状として認識している人は約1割にとどまりました。また、秋の時期に長引く症状がありながら、秋花粉症と診断されていない人が約半数にのぼったことが示されています。今年も「風邪だと思っていたら秋花粉症だった」という“隠れ秋花粉症”に注意が必要です。
「涼しい=花粉が飛ばない」ではありません
8月の関東地方では、オホーツク海高気圧から涼しい北東風が流れ込み、暑さが一服する日もありました。このような北東風は、季節が秋へ動き始めたサインとされています。そして、秋花粉の主役であるブタクサは、まさにこの「夏から秋への切り替わり」の時期、早い年で8月下旬〜9月頭から花粉を飛ばし始めます。春のスギ花粉のイメージから「花粉症=暖かい季節のもの」と思われがちですが、秋花粉はむしろ涼しくなり始めてからが本番です。
暑さが和らぐ日には、窓を開けたり、散歩やジョギング、公園で過ごしたりと、屋外の空気に触れる時間が増えることがあります。ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草は河川敷、公園、空き地、道端など身近な場所に生えており、飛散距離は数メートルから数十メートルと短いため、「生活圏でどれだけ花粉源に近づくか」が症状を左右する要因となり得ます。過ごしやすい日ほど屋外での時間が増え、それに伴い花粉を浴びる機会の増加につながる可能性があります。
一方、気象庁の3か月予報(2026年7月21日発表)やウェザーニューズ社の「猛暑見解2026(更新)」(2026年8月4日)によると、8月下旬から9月上旬は