内科・生活習慣

能登半島地震からの復興を支えるフィットネスクラブ:ノトアフィットネスクラブの新たな挑戦

能登半島地震からの復興と地域に寄り添うノトアフィットネスクラブ

2024年1月1日に発生した能登半島地震から2年以上が経過し、石川県七尾市ではインフラや公共施設の復旧が進んでいます。しかし、人口流出や外出機会の減少、人と人とのつながりの希薄化など、地域の暮らしやコミュニティの再構築には依然として課題が残されています。

このような状況の中、地域住民の健康づくりを長年支えてきたのが、株式会社ビッグスポーツ七尾が運営する「ノトアフィットネスクラブ」です。震災直後には施設の営業再開に加え、七尾市民へのお風呂無料開放など、地域生活を支える活動も行ってきました。

ノトアフィットネスクラブの名称「ノトア」には、「能登」と「Not alone(ひとりじゃない)」という言葉が込められています。能登に寄り添い、地域の人々とともに未来へ歩んでいくという想いが反映されています。

ノトアフィットネスクラブの施設外観

震災を経験した地域において、フィットネスクラブの役割は、単に身体を動かす場所を提供するだけではありません。人々が集い、顔を合わせ、言葉を交わすことで生まれる交流は、人と人とのつながりを育み、地域に活気をもたらす力の一つです。

ノトアフィットネスクラブでは、このような地域における役割を重視し、より多くの人が運動を楽しみ、人とのつながりを生み出すための新たな取り組みを進めています。

新たな運動機会を提供する「Bravo Connect」の導入

ノトアフィットネスクラブが導入した取り組みの一つが、株式会社ブラボーグループが提供する映像投影プラットフォーム「Bravo Connect」です。

高齢者がBravo Connectの映像レッスンを楽しむ様子

Bravo Connectとは

「Bravo Connect」は、プロのインストラクターによる高品質な映像レッスンを、シンプルな操作でスクリーンやモニターに投影できるプラットフォームです。インストラクターによる対面レッスンに加えて映像レッスンを活用することで、スタジオプログラムの選択肢が広がり、より多様な運動機会の提供が期待されます。

ノトアフィットネスクラブの飯田宏一社長は、「Bravo Connectを通じて提供されるMOSSAの映像レッスンは、プログラムの種類が豊富で、新曲などのコンテンツも継続的にアップデートされる点に魅力を感じました。自社で映像コンテンツを制作・運用する場合、品質を維持しながら定期的に更新することは容易ではありません。その点、継続的に新しいコンテンツを提供できる仕組みに利便性を感じています」と述べています。

また、導入への期待としては、「会員様に飽きずに楽しんでいただけること」を挙げています。幅広いプログラムの活用により、さまざまな楽しみ方を提供できると考えており、英語が分かる会員もいるため、海外トレーナーによるレッスンも喜ばれる可能性に言及しています。

グループフィットネスプログラム「MOSSA」と「MOSSA Japan Tour」

ノトアフィットネスクラブでは、「Bravo Connect」の活用と並行して、グループフィットネスプログラム「MOSSA(モッサ)」の導入検討も進められています。

「MOSSA」は、運動初心者から経験者まで、幅広い人が同じ音楽と空間の中で一緒に楽しめるよう設計されたプログラムです。ブラボーグループは、幅広い年代の人が暮らす地域において、運動経験の有無にかかわらず、身体を動かすきっかけを提供することが地域の健康づくりにおいて重要であると考えています。

「MOSSA Japan Tour」の開催

「MOSSA」の導入を検討するにあたり、ノトアフィットネスクラブでは「MOSSA Japan Tour」を開催しました。これは、「MOSSA」の導入を検討する施設とその会員が、実際にプログラムを体験できるイベントです。

MOSSA Japan Tourの体験会風景

飯田社長は、能登地域では外部からインストラクターを招くことが難しい環境にあるため、今回のJapan Tourをきっかけに、普段体験できない新しいプログラムを地域の会員や多くの人に楽しんでほしいと考えたと言います。

イベント開催後の会員からは、「本当に開催して良かった」「これまでクラブになかったプログラムで新鮮だった」「動きが新しくて斬新だった」といった肯定的な声が寄せられました。今回の対面レッスンが、その後の「MOSSA」映像レッスンへの興味につながったと飯田社長は語っています。

MOSSA Japan Tourに参加した会員

運動以外の価値:コミュニティ形成

飯田社長は、「MOSSA」が提供する新しい体験そのものが価値であると感じていると述べています。自宅でも一人で運動できる時代ですが、フィットネスクラブには「みんなで一緒に楽しく運動できる」という大きな価値があると考えています。

新しいプログラムをきっかけに人が集まり、一緒に体験し、それが会話や口コミにつながり、さらに人へと広がっていく。このようなつながりは、地域に根ざしたフィットネスクラブだからこそ生み出せるものです。運動するだけでなく、「みんなで楽しむ」こと自体が、地域にとっての新たな価値になるという見解が示されました。

ノトアフィットネスクラブのスタッフである谷内さんは、イベント参加者から「MOSSAには他にもいろいろなプログラムがあると聞いたので、他のレッスンにも参加してみたい」という声があったことが印象的だったと話しています。一つのプログラム体験が、新たな興味へとつながる反応を見ることができ、スタッフとしてもうれしかったとのことです。

谷内さんは、MOSSAのグループフィットネスの魅力として「一人ではなく、みんなで『達成感』を共有できる」点を挙げています。みんなで同じ動きに取り組み、身体を動かし、最後には達成感を共有できることが、MOSSAならではの魅力だと感じたそうです。

ノトアフィットネスクラブのスタッフ 谷内さん

MOSSA National TrainerのYuya氏は、Japan Tour当日の様子を振り返り、「会員の皆様の前向きなエネルギーがとても印象的でした。一生懸命に汗を流し、笑顔で楽しむ姿から、私自身も大きなパワーをいただきました。運動を通じて会場全体が一つになり、人と人との温かいつながりを感じられる素晴らしい時間でした」とコメントしています。

MOSSA National TrainerのYuya氏とMinami氏

地域に新たな「人が集まる理由」を

今回の「MOSSA Japan Tour」を通じて見えてきたのは、フィットネスクラブが単に身体を動かす場所だけでなく、人が集い、同じ体験を共有し、そこから新たな交流が生まれる場所になり得る可能性です。新しいプログラムとの出会いをきっかけに人が集まり、一緒に身体を動かし、会話が生まれる。その積み重ねが、人と人とのつながりを育み、地域に新たな「人が集まる理由」をつくっていくことにつながると考えられます。

ブラボーグループは、「Bravo Connect」や「MOSSA」を通じて、ノトアフィットネスクラブが目指す「地域の健康づくり」と、人々が集い、つながる場所づくりを今後もサポートしていく方針です。

グループエクササイズ参加者の集合写真

関連情報

ノトアフィットネスクラブについて

石川県七尾市を中心に「能登で健康を目指すならノトアフィットネスクラブ」を掲げ、地域の健康づくりに取り組むフィットネスクラブです。通常のフィットネスクラブ運営に加え、「住み慣れた七尾で望む暮らしを続けるために」をテーマとした「ななお元気UPスクール」や、震災によりプールが被災した地元小学校の水泳授業を受け入れるなど、地域に根ざした活動を行っています。

BRAVO CONNECTについて

映像を活用し、多様なフィットネスコンテンツをスタジオで提供するためのソリューションです。インストラクターの確保やレッスンスケジュールなど、施設が抱えるスタジオ運営の課題をサポートし、スタジオのさらなる有効活用を目指します。

MOSSAについて

音楽と動きを組み合わせ、誰もが楽しみながら参加できるアメリカ発祥のグループフィットネスプログラムです。筋力トレーニング、格闘技、ダンス、ヨガ・ピラティスなど、多彩な11プログラムを展開しています。運動初心者から経験者まで幅広い人が参加しやすく、スタジオで「身体を動かす楽しさ」を提供しています。

株式会社ブラボーグループについて

1997年設立以来、日本国内のフィットネスクラブ、インストラクター、パーソナルトレーナーに世界クラスのフィットネスプログラム、教育、トレーニングツール、システム、音楽を提供しています。健康とウェルネスの推進を通じて、社会全体の幸福と持続可能な未来に貢献することを目指しています。

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