症状あるも5割超が「未検査・未診断」
秋の季節の変わり目に、熱はないのに乾いた咳が長く続く、喉がイガイガ・チクチクする、息苦しさを感じる、朝晩だけ咳き込むなどの症状を感じたことがあると回答した人は71%に上りました。そのうち、アレルギー検査や医師の診断を受けたことがない「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性がある人」は53%と半数を超えています。

この「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性がある人」を年代別にみると、40代・50代でやや高い傾向がみられ、それぞれ57%、56%でした。30代は44%にとどまっています。秋の呼吸器症状は、症状があっても検査や診断につながらないまま過ごしている人が一定数いることがうかがえます。

症状があっても8割が自己判断で様子見
症状を感じたことがある人のうち、「風邪かな」と自己判断し様子見をした経験がある人は84%と、大半の人が対応を様子見したことがあると示されました。

検査や診断を受けていない人に症状の原因を尋ねたところ、「朝晩の急激な寒暖差によるもの」が28%で最多でした。次いで「夏の疲れや一時的な免疫力低下」が19%、「単純な風邪」が16%と続き、「花粉症によるもの」と考えていた人は9%にとどまっています。症状を一時的な体調不良や風邪と自己判断しているケースが多いようです。

回答者の4割超が「夜間の睡眠」に、4割が「集中力」に影響を実感
過去、呼吸器の不調によってどのような困りごとを経験したことがあるか尋ねたところ、「夜間に咳き込むなどして、十分な睡眠が取れなかった」が43%で最多でした。次いで「集中力が低下し、仕事や家事の作業効率が落ちた」40%、「公共交通機関や静かな場所で咳が出ることに心理的負担を感じた」28%、「会議や電話、接客などの最中に咳が出てしまい、気まずさを感じた」28%と続きました。女性は「夜間の睡眠への影響」49%、「公共交通機関での心理的負担」36%と男性(それぞれ35%、17%)より高く、症状の影響を受けやすい傾向がみられました。
呼吸器症状は体調面だけでなく、仕事や日常生活の質にも影響を及ぼしている実態がうかがえます。

医師が解説:「風邪」と「秋花粉症・秋の喘息(咳喘息など)」の見分け方
秋は朝晩の気温差(寒暖差)に加え、夏に繁殖したダニの死骸やフンの飛散、ブタクサなどの秋花粉といった複数の刺激が重なる季節です。これにより、風邪の後に気道がデリケートになる「気道過敏」や、ゼーゼー音を伴わないぜんそくの前段階である「咳喘息(せきぜんそく)」が誘発されやすくなります。
今回の調査でも、こうした症状がありながらアレルギー検査や診断を受けていない方が53%にみられ、「寒暖差」や「夏の疲れ」といった理由に自己判断で当てはめている実態がうかがえました。咳や喉の症状は単なる体調不良なのか、気道過敏やアレルギー・喘息傾向によるものなのかを見た目だけで判断するのは困難です。特に乾いた咳が長く続く、夜間や早朝に咳が強くなる、冷気や運動などで咳が誘発される、毎年同じ時期に症状を繰り返すといった場合は、自己判断で様子見を続けず、一度医療機関に相談することをおすすめします。
受診のタイミングに迷う場合は、対面での受診に加えて、オンライン診療も相談先の一つとして検討いただければと思います。ただし、息苦しさが強い、高熱を伴うなど症状が重い場合は、迷わず医療機関を受診してください。
監修医:佐藤 亜紀(患者目線のクリニック所属 日本内科学会 認定内科医、日本循環器学会 専門医)

風邪と秋花粉症・秋の喘息(咳喘息など)の見分け方
- 熱の有無を確認
風邪は発熱や全身のだるさを伴うことが多い一方、秋花粉症や喘息(咳喘息を含む)による咳や喉の違和感は、熱が出ないことが多いのが特徴です。 - 症状が出るタイミング
朝晩の冷え込みや就寝時、エアコンの冷気など、特定の時間帯や寒暖差で咳・息苦しさが強まる場合は、アレルギーや気道の過敏性が関係している可能性があります。 - 症状が続く期間と「咳の種類」
風邪による咳は、通常は症状のピークを越えると徐々に治まっていきますが、風邪などの感染症をきっかけに、咳だけが長く続く「感染後咳嗽(かんせんごがいそう)」もあります。
一方、夜間や早朝に咳が出やすい、冷たい空気を吸ったときや運動したときに咳が誘発される、乾いた咳が長く続くといった場合には、喘息の一つの型である「咳喘息」など、気道の過敏性が関係している可能性があります。 - 鼻や目のかゆみの有無
鼻水・鼻づまりに加えて「目のかゆみ」を伴う場合は、ブタクサやヨモギなどの秋花粉をはじめとするアレルギー症状の可能性が高くなります。
いずれかに当てはまる場合や症状が長引く場合は、自己判断で様子見を続けず、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
秋花粉・秋の喘息に関するよくある質問(Q&A)
Q1.秋の季節の変わり目になると、熱はないのに「乾いた咳」や「喉のイガイガ」が長く続きます。風邪でしょうか、それとも秋の花粉症やアレルギーでしょうか?
A.熱がなく咳や喉の違和感が続く場合、秋に多い代表的な原因として「秋花粉症」や「秋の喘息(咳喘息を含む)」、風邪の後の「気道過敏」などが考えられます。ブタクサなどの秋花粉やダニのアレルゲン、寒暖差が気道を刺激して起こりやすいのが特徴です。
ただし、長引く咳にはアトピー咳嗽(がいそう:アレルギー性の咳)や副鼻腔気管支症候群(ふくびくうきかんししょうこうぐん:副鼻腔炎と気管支炎が合併した状態)、その他の呼吸器疾患が隠れている可能性もあります。見た目だけで原因を自己判断することは危険ですので、症状が2週間以上続く場合は必ず医療機関を受診し、適切な診断を受けてください。
Q2.長引く咳やアレルギー症状で受診したいのですが、何科(内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科など)に行けばよいか分かりません。
A.秋の呼吸器症状は要因が多岐にわたるため受診科目に迷いやすいですが、まずは総合的に相談できる「内科」や「オンライン診療」の受診がおすすめです。問診により症状に合わせたお薬の処方を受けられるほか、必要に応じて適切な専門医療機関の案内を受けることができます。
Q3.オンライン診療で、秋の花粉症や喘息の適切な診察やお薬の処方は受けられますか?
A.はい、ビデオ通話での詳しい問診と視診により、症状に合わせた診療とお薬の処方が可能です(お薬の処方は医師の診断によります)。抗ヒスタミン薬や漢方薬、吸入薬など症状に応じたお薬の手配や処方調整を行います。ただし、激しい息苦しさがある場合や詳細な検査が必要と判断した場合は、患者様の安全を最優先し、速やかに対面診療へご案内いたします。
「患者目線のクリニック」のオンライン診療
「患者目線のクリニック」では、内科診療の中で、長引く咳や喉の違和感、くしゃみ・鼻水といった症状についてのオンライン診療を行っています。秋花粉とよばれるブタクサ・ヨモギなどの花粉アレルギーに対する花粉症治療も、保険適用で行っています。問診の内容に応じたお薬の案内に加え、必要な場合はアレルギー検査が可能な医療機関の案内も行っています。
「患者目線のクリニック」のオンライン診療は、初診からのオンライン診療を提供し、12もの診療科をもつ総合診療クリニックです。早朝6時から24時まで・土日祝含む年中無休の幅広い診療時間、安心の保険診療価格、最短翌日にお薬が届くスピード感、そしてアプリ1つで完結する高い利便性を実現しています。都内に実院を構え、必要に応じて対面診療へもスムーズに切り替えられます。デジタルの速さと、対面診療の安心感を両立し、患者さまの健康をサポートしています。

詳しい情報については、以下のリンクをご確認ください。
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公式サイト: https://k-mesen.jp/
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オンライン診療特設サイト: https://k-mesen.jp/lp/online