佐渡島の医療課題とオンライン診療の導入経緯
佐渡島では、開業医の高齢化や担い手不足が地域医療における課題となっています。島内唯一の皮膚科開業医の閉院により、皮膚科の受診先が基幹病院に限られることとなり、患者の集中による負荷の増大が懸念されていました。
このような状況の中、患者の受診先を心配する地域の調剤薬局グループが、株式会社クラウドドクターと近隣の内科医院に相談しました。これにより、地域医療を補完する「補完型」のオンライン診療が導入され、皮膚科の受診機会を継続する体制が実現しました。
取り組みの概要
今回の取り組みでは、以下の点が特徴です。
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来院型オンライン診療(D to P with N)
たなか内科医院が診療時間外に診察室を開放し、来院した患者を島外の皮膚科医がオンラインで診察します。 -
等身大のテレプレゼンスシステム活用
MUSVI株式会社が提供する、相手が等身大で映り、臨場感と遅延感のなさで対面同等のリアリティを実現するテレプレゼンスシステム「窓」を活用しています。これにより、島外の皮膚科医が対面に近い環境で患者を診察することが可能です。 -
看護師による付き添い
現地では医院の看護師が診察に付き添い、デジタル機器の操作に不慣れな患者も安心して受診できる体制が整えられています。 -
顔なじみの医師による継続相談
佐渡向けの皮膚科医として、クリニックでの勤務経験が豊富な女性医師が配置されています。これにより、患者が継続して同じ医師に相談できる環境が提供されます。 -
薬局との連携
地域の調剤薬局グループが処方応需で服薬をサポートします。 -
基幹病院へのトリアージ
重症や判断が難しい患者は基幹病院へつなぐなど、一次医療で患者の状態を見極め、適切な医療につなぐ「トリアージ」(患者の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決めること)が重視されています。
診療機関
たなか内科医院(新潟県佐渡市下新穂83番地2)

詳しくはたなか内科医院のウェブサイトをご確認ください。
https://tanaka-naika-sado.com/
関係者のコメント
株式会社クラウドドクター 代表取締役社長 赤松敬之氏は次のように述べています。「視診が重要な皮膚科は、オンライン診療との親和性が高い領域です。一方で、オンラインだけで解決できない領域があることも事実です。だからこそ、一次医療で患者さんの状態を見極め、必要な場合は地域の基幹病院へおつなぎする『トリアージ』が欠かせません。地域で医療に困っている方の助けに少しでもなれるよう、地域の医療機関・薬局の皆さまと連携し、離島の医療アクセスを守る取り組みを続けてまいります。」
各社について
株式会社クラウドドクター
「医療を、インフラにする。」をミッションに掲げ、24時間365日、医師への相談・診療からお薬の受け取りまでを完結できるオンライン診療プラットフォームを提供しています。「どこでも診療所」では、医療機関や企業・教育機関等に対し、組織内の医療インフラ構築をサポートしています。
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「どこでも診療所」資料ダウンロード・ご相談窓口:
https://cloud-dr.jp/business/ -
ウェブサイト:
https://cloud-dr.jp
さど調剤グループ
新潟県佐渡市を中心に、保険薬局事業、医薬品卸業、医療ソリューション事業などを通じて、医療課題の解決と持続的な地域医療の実現に取り組んでいます。
- ウェブサイト:
https://www.sado-yakuhin.com/
MUSVI株式会社
ソニーグループでの研究開発を基に2022年に創業し、テレプレゼンスシステム「窓」を開発・提供しています。「窓」は、圧倒的な臨場感と遅延感のなさで対面同等のリアリティを実現し、相手の様子だけでなく空間の雰囲気までも自然に伝えます。医療分野では、長崎県上五島でのオンライン診療などの実績があります。
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ウェブサイト:
https://musvi.jp/ -
医療分野に関する情報:
https://musvi.jp/lp/medical/