連携協定および実証実験の背景・目的
高齢化の進展に伴い、認知症ケアは地域社会にとって重要な課題となっています。本協定は、滝沢市とNEURO CARE TECH株式会社が協力し、AIテクノロジーが認知症ケアにどのように貢献できるかを検証することを目的としています。
この実証実験を通じて、滝沢市職員の認知症に対する理解を深め、窓口を訪れる市民へのより適切な対応や、専門の相談機関への早期連携を促進することが目指されます。これにより、市民サービスの向上と、認知症当事者およびそのご家族の生活の質の向上への寄与が期待されています。
実証実験の概要
実証実験は2026年10月1日から2027年3月31日までの半年間、滝沢市の職員を対象に実施されます。
主な連携協力事項は以下の通りです。
- 認知症ケア専用AIエージェントサービスを活用した実証実験の実施
- 本サービスを通じた相談ログ等のデータ分析および認知症ケアのエビデンス構築
- 滝沢市の窓口業務の補完および職員の業務負担軽減に向けた活用検討
職員は、市民からの相談を受けた際に、LINEを通じて『おしえて岡本くん!』に入力することで、行政窓口の対応として適切なアドバイスを得て、日々の業務に役立てます。実証実験終了後には職員向けのアンケートを実施し、AI活用の効果測定や分析を行う予定です。
『おしえて岡本くん!』とは

『おしえて岡本くん!』は、2,200人以上の認知症状を持つ方々への対応経験に基づいて開発されたAIチャットボットです。LINEを通じて24時間365日、認知症に関する悩みや質問に対して情報やアドバイスを提供します。
特別な技術を必要とせず、使い慣れたLINEから利用できるため、ご家族やビジネスケアラー(仕事と介護を両立する人)、介護・医療従事者が情報にアクセスしやすくなり、精神的負担の軽減に貢献することが期待されます。また、日本認知症学会等が策定した指針を引用した「エビデンスリファレンス機能」も搭載されており、根拠に基づいた情報を手軽に確認できます。
NEURO CARE TECH 株式会社について
NEURO CARE TECH 株式会社は、認知症ケアAIチャットボット「おしえて岡本くん!」の提供や、AIを活用したセミナー事業を展開しています。
認知症に関するご相談や情報収集については、専門の医療機関や相談窓口にご相談ください。