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日本ビジネスデータープロセシングセンター、業務改善活動「ハタキャン2025」初の対面表彰式を開催

「ハタキャン」の発展と全社的な取り組み

「ハタキャン」は、2018年に残業削減を目的として始まりました。当初は「残業ゼロキャンペーン(残ゼロ)」として、現場の従業員が自ら業務の見直しを行い、無駄や重複作業を削減することを目指していました。この取り組みは、時間削減にとどまらず、業務マニュアルの見直し、新人教育の改善、情報共有の仕組みづくり、コミュニケーションの活性化、デジタルツールや生成AI(人工知能)の活用など、幅広い改善活動へと発展しました。現在は、働き方改革に加え、従業員一人ひとりの働きがいの向上も目指す活動となっています。

この活動には、正社員だけでなく、契約社員やパート社員を含む全国約5,000名の全従業員が参加し、2025年度は163チームによる改善活動が実施されました。

ハタキャン2025の振り返り

現場での改善活動と対面表彰式の意義

医療機関や自治体などの現場では、日々の業務を安定して行うことが最優先であり、通常業務と並行して改善活動に取り組むことは容易ではありません。新しい方法の導入への戸惑いや、従業員ごとの経験・知識の差、改善に取り組む時間の確保など、さまざまな課題があります。しかし、現場の工夫が、従業員の働きやすさだけでなく、業務品質や顧客サービスの向上にもつながることを従業員自身が実感することで、活動は継続されてきました。

これまで「ハタキャン」では、受賞チームに表彰状や記念品を郵送し、eラーニングで事例を共有していましたが、改善の成果だけでなく、その過程や思いを伝えることが難しいという課題がありました。そこで2025年度は、受賞チームの代表者を全国から神戸本社へ招き、初の対面表彰式を開催しました。これにより、受賞者へ直接感謝と敬意を伝えるとともに、改善活動の背景や思いを共有する機会が創出されました。

表彰状授与の様子

表彰式に参加する聴衆

2025年度の主な受賞事例

事例1:病院受付の業務フロー再設計

メディカル事業本部のA病院では、1日平均約70件の予約患者が集中し、特に9時から10時には約40件の予約が入り、来院から診療科への案内まで平均約40分、長い場合は1時間以上を要していました。改善策として、予約時間や時間厳守の検査患者を識別する色付きファイルの導入、整理券による待ち人数の可視化、受付業務の分業化、診察券の事前準備、受付レイアウトの変更を段階的に実施しました。その結果、来院から診療科への案内までの時間を平均約40分から約15分へ短縮し、待ち時間を約6割削減しました。この改善は、新たな設備購入なしで実現され、他の医療機関にも展開可能な事例として評価されました。

事例2:Webカメラを活用したテレワークでの再鑑作業参画

システム事業本部サービスマネジメント部のBチームでは、顧客システムのカレンダー登録やサーバ再起動などに伴う再鑑作業(作業内容を第三者が確認するダブルチェック)が現地勤務者のみで対応されており、特定のメンバーに業務負荷が集中していました。既存のWebカメラを活用し、Microsoft Teamsを通じて現地勤務者が作業画面をテレワーク勤務者に共有する運用を構築することで、遠隔地からでも再鑑作業を行える体制へ変更しました。これにより、勤務場所に左右されずにメンバーを柔軟に配置できる体制が実現し、現地勤務者に集中していた業務負荷の平準化とテレワーク人材の有効活用につながりました。作業1回あたり約12分の工数削減も達成しています。

事例3:「戦国作戦」による介護保険申請処理日数短縮

公共福祉事業本部C自治体グループでは、介護保険の申請から認定までにかかる日数の短縮が課題となっていました。少人数のチームで日々の業務をこなしながら、さらに日数を縮めるための打ち手を見出すことが難しい状況でした。そこで、「どうせなら楽しく取り組みたい」というメンバーの声から、一連の施策を戦国時代の合戦になぞらえた「戦国作戦」として展開。「織田信長式」「武田信玄式」など、施策ごとにユニークな名称を付け、チーム全員が当事者として参加できる雰囲気をつくりました。あわせて、生成AIツール「Copilot」を活用して処理工程のどこに時間がかかっているかを分析し、対策を検討しました。その結果、申請から認定までの所要日数を平均50.6日から35.7日へ短縮し、約15日、率にして約3割の短縮を実現しました。

従業員の働きやすさが顧客・社会へのサービスにつながる

「ハタキャン」による改善の効果は、従業員の働きやすさの向上にとどまらず、業務品質の安定や対応力の向上にもつながっています。現場で働く従業員一人ひとりが、より良い仕事の進め方を考え、改善を重ねることは、その先にいる患者、市民、企業の利用者へ、より安心で質の高いサービスを届けることにもつながります。

受賞者および代表取締役社長のコメント

表彰式では、受賞チームの代表者が取り組みの背景や思いを語りました。あるメディカル部門の代表者は「『当たり前』を疑う視点は、若手の声から生まれた」と述べ、組織の変化を実感している様子がうかがえました。公共福祉部門の代表者は「やるんであれば楽しく」をモットーに活動を継続していくと語りました。

受賞者コメント風景1

受賞者コメント風景2

受賞者コメント風景3

代表取締役社長の池智太郎氏は、「ハタキャンは、部署や役職、雇用形態にかかわらず全従業員が参加し、自分たちの手で新しい質と未来をつくっていく、当社の財産だと考えています。これからも現場から生まれる改善を大切にし、より質の高いサービスを社会にお届けしてまいります」とコメントしました。

代表取締役社長の池智太郎氏

今後の展開

日本ビジネスデータープロセシングセンターは、今後も全従業員が働き方改革の当事者として参加できる「ハタキャン」を継続し、全国で生まれた改善事例や知見を共有する仕組みづくりを進めていく予定です。表彰式も、従業員同士が新たな気づきや次の挑戦につなげる場として発展させていくとしています。

ハタキャン2025表彰式の集合写真

「ハタキャン」概要

  • 名称: ハタキャン2025

  • 実施期間: 2025年10月~2026年3月

  • 参加人数: 約5,000名

  • 参加チーム数: 163チーム

  • 主な活動テーマ: 業務効率化、残業削減、情報共有、人材育成、サービス品質向上、コミュニケーション活性化、デジタル・生成AI活用など

  • 表彰式開催日: 2026年7月31日(金)

  • 開催場所: 株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター 神戸本社

会社概要

  • 会社名: 株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター

  • 本社: 兵庫県神戸市中央区伊藤町119

  • 設立: 1968年1月

  • 事業内容: 医療機関向け医療事務、自治体向けBPO(業務プロセス受託)、システム開発・運用。全国各地の医療機関・自治体・企業の現場に従業員が常駐し、それぞれの業務を支えています。

  • URL: https://ssl.nihon-data.jp/

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