プロジェクトの背景
肥満症は専門的な治療が必要な疾患ですが、患者が適切な医療にたどり着くには複数の課題が存在します。社会的な偏見により相談しづらいこと、専門医療機関の地理的な偏りによる地域差、インターネット上の不確かな情報に基づく不適切な自由診療への流出などが挙げられます。これらの課題に対し、デジタル上での接点や行動変容の支援、そして日常生活における気づきの提供を組み合わせたアプローチが有効であると考えられています。
プロジェクト概要と各社の役割
本プロジェクトでは、UbieとNTTドコモそれぞれの強みを活かし、患者が自身の状態に気づいてから医療機関を受診するまでの一連の流れを支援するケアモデルを実証します。
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Ubie: 医療AIパートナー「ユビー」を通じて、共感的な対話を提供し、肥満症の可能性への気づきを促します。また、適切な情報提供を行うことで、専門医療機関への受診までを一貫して支援します。
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NTTドコモ: 「dヘルスケア」などの日常的に利用されるデジタルサービスを通じて、肥満症ケアへの認知形成を促進します。
さらに、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの協力のもと、福岡県内の一部のセブン‐イレブン店舗では、肥満症に関する啓発ポスターの掲示や、食と健康に関する情報発信が実施されます。
デジタルとAIによる新しいケアモデル
このプロジェクトが目指すのは、患者一人ひとりが自身のペースで、身近な接点から自然に適切な医療へつながる体験です。医療AIパートナー「ユビー」が対話を通じて患者の状況を把握し、デジタル接点と生活者接点が「最初の気づき」を提供することで、適切な医療への導線を包括的に設計します。このような業種を超えた連携により、新しいケアモデルの構築が期待されます。
福岡県内で実施されたAIを活用した取り組みの実証では、対象者の約80%が受診意向を示したと報告されています(2025年11月〜2026年2月、福岡県内の約15,800名を対象とした実証において、「ユビー」利用後に「受診したい・検討したい」と回答した割合)。この実証成果を踏まえ、本プロジェクトは企業間連携を通じて、全国規模での社会実装を視野に入れた共創の出発点となります。

今後の展望
本プロジェクトはまず福岡県を実証の拠点とし、確立されたケアモデルを段階的に日本全国へと展開していく予定です。肥満症のケアアクセス改善という社会的な課題に対し、デジタルヘルスと通信技術による業種を超えた連携を通じて、新たな解決策を共創することを目指します。患者一人ひとりが「気づき、つながり、治療を続けられる」社会の実現に向けて取り組んでいくとのことです。
Ubie株式会社について
Ubie株式会社は、「テクノロジーで、医療の願いを解き放つ」をミッションに掲げ、2017年5月に創業されたヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、生活者を適切な医療へと案内する「ユビー」や、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスなどを開発・提供しています。誰もが自分に合った医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
詳しくはUbie株式会社の公式サイトをご覧ください。
肥満症に関するご自身の健康状態や治療についてご心配な場合は、お近くの医療機関や専門家にご相談ください。