内科・生活習慣

蘇生会総合病院が心不全患者を多職種で支える「ハートチーム」を発足、臨床心理士も連携し身体と心の両面からサポート

蘇生会総合病院が「ハートチーム」を発足

医療法人蘇生会 蘇生会総合病院(京都市伏見区)は、増加傾向にある心不全患者への対応を強化するため、2026年5月より多職種で構成される「ハートチーム」を発足しました。

医療従事者が会議に参加している様子

高齢化に伴い増加する心不全患者への対応

心不全は、高齢化の進展に伴い患者数が増加しており、「心不全パンデミック」とも呼ばれる社会的な課題となっています。心不全の治療によって一時的に症状が改善しても、再発が多く、再入院を繰り返しやすいという特徴があります。そのため、薬物治療だけでなく、食事管理、運動療法、服薬管理、生活指導、そして心理的サポートといった多角的な支援が重要視されています。

臨床心理士を含む多職種連携の「ハートチーム」

蘇生会総合病院のハートチームは、多様な専門職が連携する支援体制を特徴としています。チームには、循環器内科医、病棟看護師、外来看護師、退院支援看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床心理士、社会福祉士が参加しています。

毎週開催される心不全カンファレンス(患者の治療方針などを協議する会議)では、患者さんの病状だけでなく、その方の生活背景や退院後の課題についても共有し、最適な支援方法が検討されています。

身体だけでなく「心」も支えるサポート

心不全は突然発症し、その後も長期にわたる付き合いが必要となる疾患です。病気への不安や将来への心配から、精神的な負担を抱える患者さんも少なくありません。

このハートチームでは、臨床心理士が加わることで、患者さんやそのご家族の心理面にも配慮した支援を実施しています。医師や看護師には話しにくい悩みや不安を聞き取り、患者さんが前向きに治療に取り組めるようサポートを提供します。臨床心理士が心不全チームに継続的に参加する体制は、全国的にもまだ多くない取り組みの一つとされています。

地域と連携した心不全医療の推進

蘇生会総合病院では、心不全患者の再入院予防と生活の質の向上を目指し、地域の医療機関や介護・福祉サービスとの連携も進めています。紹介患者への迅速な診療と情報共有、病状安定後の逆紹介などを通じて、地域全体で患者さんを支える循環器医療体制の構築を目指しています。

病院概要

組織名 医療法人社団 蘇生会 蘇生会総合病院
代表者 理事長 津田永明
所在地 〒612-8473 京都府京都市伏見区下鳥羽広長町101番地
創業 1952年(昭和27年)
設立 1970年(昭和45年)
従業員数 873名
事業内容 総合病院の運営、介護老人保健施設の運営、在宅支援事業所の運営
許可病床数 ・蘇生会総合病院 290床(急性期病棟176床(HCU9床・SCU6床含む)/回復期リハビリテーション病棟54床/医療療養型病棟60床/透析室40ベッド) ・蘇生会総合病院介護医療院 60床
URL https://www.soseikai.or.jp/

心不全に関する詳細な情報や、ご自身の症状についてご心配な場合は、医療機関や専門家にご相談ください。

関連ノート