# 急性心筋梗塞の世界市場と疫学予測：2026年調査レポートが示す未来

- 出典: clinic-note（https://clinic-note.net/）
- URL: https://clinic-note.net/2026/08/30/%e6%80%a5%e6%80%a7%e5%bf%83%e7%ad%8b%e6%a2%97%e5%a1%9e%e3%81%ae%e4%b8%96%e7%95%8c%e5%b8%82%e5%a0%b4%e3%81%a8%e7%96%ab%e5%ad%a6%e4%ba%88%e6%b8%ac%ef%bc%9a2026%e5%b9%b4%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e3%83%ac/
- カテゴリ: 内科・生活習慣
- 公開日: 2026-08-30
- 更新日: 2026-08-30

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## 急性心筋梗塞に関する最新調査レポートが発表

株式会社マーケットリサーチセンターは、「世界の急性心筋梗塞の市場規模、疾患概要、疫学予測、英文タイトル：Acute Myocardial Infarction Market Size; Disease Overview; Epidemiology Forecast; Patient Pool Analysis」に関する調査資料を発表しました。このレポートは、急性心筋梗塞（AMI）の疫学動向について、過去の患者推移と2026年から2035年までの将来予測を整理したものです。

本資料には、市場規模、疾患概要、疫学予測、日本、米国、ヨーロッパ（ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国）、インドを含む8主要市場における患者数分析、治療上の課題、アンメットニーズなどの情報が盛り込まれています。

## 急性心筋梗塞（AMI）とは

AMIは一般に「心臓発作」と呼ばれる重篤な心血管救急疾患です。冠動脈の血流が突然遮断されることで心筋への酸素供給が途絶え、心筋細胞の障害や壊死を引き起こします。多くの場合、冠動脈に形成された動脈硬化性プラークが破綻し、その部位に血栓が形成されて血流が急激に遮断されることで発症します。

血流が途絶えると心筋は酸素不足に陥り、短時間のうちに不可逆的な細胞障害へ進むため、診断と治療の迅速性が極めて重要です。

臨床的には、主にST上昇型心筋梗塞（STEMI）と非ST上昇型心筋梗塞（NSTEMI）に分類されます。両者は心電図所見や冠動脈閉塞の程度に基づいて区別され、STEMIではより完全な冠動脈閉塞が関与することが多く、迅速な再灌流治療が特に重要となります。

## 世界的な疫学動向と主要リスク因子

Maryam Sajidらによる2025年の報告では、世界で約300万人がAMIの影響を受けるとされています。しかし、この数値が年間発症数なのか有病患者数なのかは、提示されている情報だけでは明確ではありません。AMIは、加齢、高血圧、喫煙、虚血性心疾患などの心血管リスク因子を背景に、今後も大きな疾患負担が続くとみられています。

Iva N. Dimitrovaらによる2023年の報告によると、世界の心血管疾患死亡は1990年の約1,210万人から2019年には約1,860万人へ増加し、そのうち虚血性心疾患が約49.2％を占めました。AMIは虚血性心疾患の中核をなす急性イベントであり、世界的な死亡負担の主要な要因の一つです。

疫学的には年齢との関連が非常に強く、Arshdeep Singh Sekhonらによる2025年の報告では、AMI発症率は年齢とともに大きく上昇し、男性では30～54歳以降の各年齢層で1,000人あたり12.9、38.2、71.2例と増加しています。女性では同様に1,000人あたり2.2～13.0例の範囲とされ、全体として男性の方が高い発症率を示しています。

この年齢依存性は、高齢人口が増加する国々において、年齢別発症率が不変でも患者数そのものが増える可能性を示唆しています。高齢になるほど、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙歴、動脈硬化性疾患などの危険因子が蓄積し、AMIの発症リスクが高まるためです。

Guralwar, Chinmayらによる2025年の研究では、観察されたAMI症例の86.6％が急性ST上昇型心筋梗塞（STEMI）であり、患者の81.1％が男性でした。胸痛が最も一般的な初発症状で、73.3％に認められています。ただし、STEMIが86.6％という割合は特定の臨床集団に基づくものであり、すべてのAMI患者集団にそのまま適用できるとは限りません。地域や救急搬送体制、診断基準によってNSTEMIの割合は異なる可能性があります。

若年者のAMIも重要な疫学的テーマです。Arshdeep Singh Sekhonらによると、インドではAMI症例の約10～16％が若年者に発生するとされ、この集団では喫煙と虚血性心疾患の家族歴が頻繁にみられる危険因子です。Piyush Joshiらによる2022年の報告では、インドの30歳以下の非常に若い成人におけるAMI有病率は2％未満とされていますが、一定数の症例が存在し、喫煙や遺伝的素因などのリスク評価が重要となります。

AMI発症時には胸痛が最も典型的な症状ですが、すべての患者が典型的胸痛を呈するわけではありません。約4分の1では非典型症状やその他の症状で発症した可能性があるため、特に高齢者、女性、糖尿病患者などでは、胸痛以外の症状でもAMIを疑うことが早期診断に重要となります。

## 主要国における患者負担の現状

国別では、米国とドイツに大規模な患者負担が確認されています。Ulrike Nimptschらによる2024年の報告によると、2014年から2019年の間に米国では約390万件のAMI症例が推定され、ドイツでは約130万件のAMI入院が報告されました。年齢・性別標準化入院率は、米国が10万人あたり236例、ドイツが235例とほぼ同水準でした。

ただし、米国の390万件は「症例」、ドイツの130万件は「入院」と表現されており、指標が完全に同一とは限りません。そのため、絶対数を直接比較する際には注意が必要です。一方、標準化入院率がほぼ同程度であることは、人口調整後の負担が類似していることを示唆しています。

米国では高血圧という重要な基礎リスクが非常に大きいとされています。Maryam Sajidらによる2025年の報告では、米国成人の約1億1,600万人、約2人に1人が高血圧を有し、そのうち適切にコントロールされているのは約4人に1人にとどまるとされています。高血圧は冠動脈硬化や心血管イベントの主要リスク因子であるため、この巨大な未管理・不十分管理患者層が将来のAMI患者数に影響する可能性があります。

日本については、提示資料では具体的なAMI発症率や患者数は詳しく示されていませんが、高齢人口の割合が大きいため、絶対患者数の面では今後も高齢者AMIが重要となる可能性があります。

## 急性心筋梗塞の治療と長期管理

治療の最優先課題は、閉塞した冠動脈の血流をできるだけ早く再開させ、壊死する心筋量を最小限に抑えることです。心筋梗塞では「時間」が予後を大きく左右するため、救急搬送から診断、再灌流までの時間短縮が極めて重要となります。

初期薬物治療には、アスピリンなどの抗血小板薬、抗凝固薬、血栓溶解薬、β遮断薬、スタチンなどが含まれます。これらは血栓形成の抑制、心筋負荷軽減、再発予防などを目的として使用されます。

特に再灌流療法では、経皮的冠動脈インターベンション（PCI）が中心的な役割を持ちます。カテーテルを用いて閉塞した冠動脈を拡張し、必要に応じてステントを留置することで、心筋への血流を迅速に回復させます。PCIを迅速に実施できない状況では、適応に応じて血栓溶解療法が検討されます。重症冠動脈病変やPCIが適さない場合には、冠動脈バイパス術（CABG）が行われることもあります。

急性期を乗り越えた後は、再発予防が重要となります。スタチン、抗血小板薬、β遮断薬などの継続的な薬物治療に加えて、血圧、血糖、脂質の管理が必要になります。また、喫煙は若年AMIでも主要リスク因子とされており、禁煙は二次予防の中心となります。食事改善、運動、体重管理などによって動脈硬化リスクを低減することも求められます。心臓リハビリテーションも、身体機能を回復させ、再発リスクを減らすことを目的とした重要な柱です。

治療や予防に関してご心配な点がある場合は、必ず医療機関や専門家にご相談ください。

## 2026年～2035年の疫学・市場予測

2026年から2035年の患者負担を左右する要因としては、高齢化、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙などの心血管リスク因子が重要であると考えられます。特に高血圧の未管理患者が多い地域では、将来的なAMI予防の余地が大きいと指摘されています。

一方で、一次予防が改善すればAMI発症率を低下させることが期待されます。血圧・脂質・糖尿病管理、禁煙、健康的な食生活などを普及させることで、冠動脈硬化の進行そのものを抑えることが重要となるでしょう。

今後のAMI管理における中心的課題は、高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常症などを発症前から管理すること、発症時には胸痛などの症状から迅速にAMIを疑い救急搬送すること、STEMI・NSTEMIを速やかに診断してPCIを中心とする再灌流療法を適切に実施すること、そして退院後も薬物療法、禁煙、心臓リハビリテーション、危険因子管理を継続して再発を防ぐことであるとまとめられます。

## レポートの入手方法

本レポートに関する詳細情報やお問い合わせは、株式会社マーケットリサーチセンターのウェブサイトをご確認ください。

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