# 世界の糖尿病性眼疾患市場、患者数増加予測と治療の課題・ニーズに関する調査レポートが発表

- 出典: clinic-note（https://clinic-note.net/）
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- カテゴリ: 内科・生活習慣
- 公開日: 2026-08-30
- 更新日: 2026-08-30

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## 世界的な糖尿病患者増加に伴い、眼疾患の診断・治療負担が拡大する可能性

株式会社マーケットリサーチセンターは、世界の糖尿病性眼疾患に関する詳細な調査レポートを発表しました。このレポートでは、糖尿病性眼疾患の市場規模、疾患の概要、疫学予測、そして日本を含む主要8市場における患者数分析などがまとめられています。

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## 糖尿病性眼疾患とは

糖尿病性眼疾患は、糖尿病によって引き起こされる複数の眼の合併症の総称です。主なものとして、糖尿病網膜症（Diabetic Retinopathy：DR）、糖尿病黄斑浮腫（Diabetic Macular Edema：DME）、糖尿病関連白内障、糖尿病関連緑内障などが挙げられます。

糖尿病網膜症（DR）は、長期間の高血糖により網膜の微小血管が障害される病気です。初期には自覚症状が少ないことが多いですが、進行すると黄斑浮腫（DME）や硝子体出血、牽引性網膜剥離などを引き起こし、重度の視力低下や失明に至る可能性があります。

糖尿病黄斑浮腫（DME）は、糖尿病により網膜の中心部である黄斑に液体がたまり、視力が低下する状態を指します。糖尿病網膜症のどの段階でも発生し得るため、糖尿病網膜症の重症度とは別に評価することが重要です。

## 世界と日本の疫学予測

世界の糖尿病患者数は増加傾向にあり、2025年の5億人超から2050年には10億人超へと増加すると予測されています。これに伴い、糖尿病性眼疾患の患者数も大幅に増加すると見込まれます。

具体的には、世界の糖尿病網膜症（DR）患者数は2020年の約1億312万人から2045年には約1億6,050万人へ、視力を脅かす糖尿病網膜症の患者数も約2,854万人から4,482万人へ増加すると予測されています。

各国における糖尿病患者の中での糖尿病網膜症有病率は、世界平均で22.27％と報告されています。米国では26.43％、欧州では約25.7％、日本では23.6％とされており、いずれの地域でも糖尿病患者のおよそ4～5人に1人が糖尿病網膜症を有している計算になります。

年齢別に見ると、糖尿病網膜症は20～74歳の就労年齢層にも大きな負担を与えるとされており、単なる高齢者疾患ではないことが示唆されています。加齢とともに有病率は上昇しますが、これは糖尿病の罹病期間が長くなることとも密接に関連しています。

## 糖尿病性眼疾患のリスク因子と管理

糖尿病性眼疾患の発症・進行には、糖尿病の罹病期間と血糖コントロールの程度が非常に重要です。長期間にわたる高血糖状態が続くほどリスクが高まるため、眼科治療だけでなく、全身の糖代謝管理が不可欠です。

その他、高血圧、高脂血症、肥満、妊娠、腎症などもリスク因子として挙げられています。このため、血糖値だけでなく、血圧や脂質など心血管・代謝リスク全体を包括的に管理することが推奨されます。

## 診断と治療の進展

糖尿病性眼疾患の管理において最も重要なのは、早期段階では自覚症状が乏しいことが多い点です。視力が保たれていても網膜に異常がないとは限らないため、糖尿病と診断された患者は、症状がなくても定期的な眼底検査や網膜画像によるスクリーニングが必要とされます。

治療の最初の段階は、全身的な代謝管理です。血糖、血圧、脂質を適切に管理することで、糖尿病網膜症の発症や進行のリスクを低減することを目指します。

視力を脅かす糖尿病黄斑浮腫（DME）や増殖糖尿病網膜症（PDR）に対しては、抗VEGF薬（血管新生因子VEGFの働きを抑える薬）の硝子体内注射が主要な治療法の一つです。この治療法では、ラニビズマブ、ベバシズマブ、アフリベルセプトといった薬剤が用いられます。また、レーザー光凝固や、抗VEGF薬で効果が不十分な場合には眼内ステロイド製剤が選択肢となることもあります。病態が高度に進行した場合には、硝子体手術が必要になることもあります。

近年では、人工知能（AI）を活用した糖尿病網膜症のスクリーニングも注目されています。AI画像解析を用いることで、眼科専門医が不足する地域でも高リスク患者を効率的に抽出し、精密検査や治療へとつなげられる可能性が期待されています。

## 今後の展望

今後数十年間にわたり、糖尿病患者数の増加と罹病期間の長期化により、糖尿病性眼疾患の患者プールは拡大すると予測されます。これに伴い、診断・スクリーニング市場も大きく成長する可能性があります。

糖尿病性眼疾患の管理における中心的課題は、視力低下が起きてから受診するのではなく、糖尿病診断時から定期的な眼科スクリーニングを継続すること、血糖・血圧・脂質を包括的に管理すること、そしてAIなどの新しい技術を活用して治療が必要な患者を効率的に特定することです。これにより、失明を予防する慢性合併症として糖尿病性眼疾患を管理することが、今後の重要なテーマとなるでしょう。

ご自身の健康状態や治療に関するご相談は、必ず医療機関や専門家にご相談ください。

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