# 【専門医が解説】「胃が痛いのはストレスのせい」は本当？胃潰瘍の主な原因と対処法

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- カテゴリ: 内科・生活習慣
- 公開日: 2026-08-20
- 更新日: 2026-08-20

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## 胃の粘膜が深く傷つく「胃潰瘍」とは

胃潰瘍は、胃酸から胃を守る機能が低下し、自らの胃酸によって胃の壁が深くえぐられるように傷ついてしまう病気です。

胃は食べ物を消化するために強力な胃酸を出しますが、通常は粘液が胃を保護しています。何らかの原因でこのバリアが崩れると、胃そのものが傷ついてしまいます。この状態が進行し、粘膜が深くえぐれた状態（潰瘍化）になることで、強い痛みなどの症状が現れます。

## 胃潰瘍の主な原因：ストレス以外の2大要因

胃潰瘍の主な原因はストレスだけではなく、「ヘリコバクター・ピロリ菌への感染」と「NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬）の使用」の2つが大部分を占めます。

### ヘリコバクター・ピロリ菌への感染

最も多い原因の一つが、ヘリコバクター・ピロリ菌への感染です。この菌が胃の粘膜に棲みつくと、慢性的な炎症を引き起こし、胃の防御機能を低下させます。その結果として胃潰瘍ができやすくなり、放置すると将来的な胃がんのリスクにも繋がる性質があると言われています。

### 痛み止め等の薬による影響

もう一つの大きな原因が、NSAIDsと呼ばれる痛み止め（ロキソプロフェンやアスピリンなど）の薬です。これらは痛みを抑える一方で、胃粘膜を保護する成分の働きを弱めてしまうため、副作用として急性の胃潰瘍を引き起こす場合があります。

### なぜ「ストレス」が胃に影響すると言われるのか

「ストレスだけで潰瘍になる」とは考えられていませんが、強い精神的ストレスは自律神経を乱し、胃酸の分泌を過剰にしたり、胃の血流を悪くしたりすることがあります。これが引き金となり、既存の胃炎が悪化して潰瘍へと進行する要因の一つになることは事実です。

## 放置は危険！注意すべきサインと症状

胃潰瘍の初期症状として、食後や空腹時にみぞおち（お腹の上部）が痛むことや、胃もたれ、胸やけなどが多く見られます。また、胃の働きが落ちることで、吐き気や食欲不振を感じる方も少なくありません。

![疲労や過労でデスクに伏せる男性の画像](/wp-content/uploads/2026/08/a934599dace2d968fcb97ff622b6e376.webp)

潰瘍が深くなり血管が破れると、血を吐いたり（吐血）、便に血が混ざって黒くなったり（タール便）することがあります。さらに、食事量が減ることで体重減少が見られる場合は、胃がんなど他の病気が隠れている可能性もあるため、特に注意が必要です。激しい腹痛や意識が遠のくような場合は、胃に穴が開く胃穿孔（いせんこう）の可能性もあり、緊急の処置が必要になることがあります。

## 胃潰瘍が疑われる場合の検査と治療法

症状だけでは他の病気と見分けがつかないため、正確な診断には胃カメラ（上部消化管内視鏡）を用いた検査が不可欠です。胃カメラでは、粘膜の状態や潰瘍の深さ、出血の有無を細部までチェックし、専門の医師が的確な診断を行います。また、ピロリ菌の感染が疑われる場合は、呼気検査や組織検査による確認も行われます。

治療としては、胃酸を抑える薬による内科的処置が基本となります。もしピロリ菌が陽性であれば除菌治療を行い、痛み止めが原因であれば休薬や薬の変更等の対処を検討します。自己判断で市販薬を飲み続けるのではなく、消化器内科で正しい診断と治療を受けることが大切です。

## 胃潰瘍の再発を防ぐ生活習慣のポイント

薬物治療と並行して、胃に負担をかけない食生活や、禁煙などの生活習慣の見直しが再発予防に繋がります。

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暴飲暴食を避け、消化に良い食事を心がける

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香辛料、過度なアルコール、カフェインを控える

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禁煙に取り組む（喫煙は胃の血流を悪化させるため）

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十分な睡眠をとり、過度なストレスを溜めない

## 胃潰瘍についてよくある質問（FAQ）

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**Q: 胃潰瘍はストレスだけで起こりますか？**

    A: ストレスは胃の不調に影響することがありますが、胃潰瘍の主な原因はピロリ菌感染やNSAIDsの使用です。症状が続く場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

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**Q: 胃潰瘍は自然に治りますか？**

    A: 小さな傷で症状が改善する場合もありますが、原因が残っていると再発することがあります。自己判断で放置せず、必要に応じて検査を受けましょう。

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**Q: 胃潰瘍は胃がんになりますか？**

    A: 胃潰瘍のすべてが胃がんになるわけではありません。ただし、胃潰瘍のように見える病変の中に胃がんが隠れていることがあるため、胃カメラによる確認が重要です。

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**Q: 胃が痛い場合、胃カメラは必要ですか？**

    A: 症状や年齢、リスクによって判断されます。特に、痛みが続く、体重減少がある、黒い便が出る、貧血がある、40歳以上で症状がある場合は、胃カメラによる確認が推奨されます。

## まとめ｜胃の不調は自己判断せず専門医へ

「胃潰瘍の原因＝ストレス」と自己判断し、市販の胃薬だけで痛みをやり過ごしていると、症状が進行して思わぬ事態を招くことがあります。胃の不調が続く場合は、根本的な原因を見極めるための胃カメラ検査や専門的な診察を受けることが大切です。

日本橋人形町消化器・内視鏡クリニックでは、豊富な検査実績に基づき、患者様一人ひとりに寄り添った苦痛の少ない検査と丁寧な診察を提供しています。胃の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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