# サメとクジラに学ぶ、がんへの強さの秘密と遺伝子検査の役割

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- カテゴリ: 予防・検診
- 公開日: 2026-08-14
- 更新日: 2026-08-14

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## サメとクジラは、なぜ「がん」に強いのか

長寿で巨体を持つサメやクジラは、「がんにならない」と語られることがあります。実際にはがんの発症がゼロではありませんが、その巨体や寿命を考えると、発症率が驚くほど低いことが知られています。この現象は、人間ががんとどのように向き合うかを考える上で、重要な示唆を与えています。

## 本来、体が大きいほど「がん」になりやすいはず

がんは、細胞が分裂する過程で遺伝子（DNA）に生じる傷やコピーミスが積み重なることで発生すると考えられています。細胞の分裂回数が増えれば、変異が起こる機会も増えるため、細胞数が多い、あるいは寿命が長い動物ほど、がんになりやすいという理屈が成り立ちます。しかし、ネズミからヒト、そしてクジラへと体が大きくなるにつれて細胞の数は飛躍的に増加するにもかかわらず、体の大きさや寿命とがんの発症率は必ずしも比例しません。この矛盾は「ペトのパラドックス」と呼ばれ、長年、生物学と医学の大きな謎とされてきました。

米ペンシルベニア大学のCaulin博士らは、この謎を解く鍵が「遺伝子」に隠されていると指摘しています。そして、興味深いことに、サメとクジラでは、がんに強い仕組みがそれぞれ異なっていることが示唆されています。

![サメとクジラは、なぜ癌にならないの？](/wp-content/uploads/2026/08/581f93d7df9dcbadf8e02bba4d504933.webp)

## サメの強み ─ 崩れにくい「ゲノムの安定性」

サメのがんへの強さは、ゲノム（生物が持つ遺伝情報の全体）そのものの安定性が支えていると考えられています。ホホジロザメのゲノム解析に関する研究では、DNAの傷を修復する遺伝子や、遺伝情報の乱れを防ぐ働きを持つ遺伝子が特徴的に発達していることが報告されました。これにより、傷ついても素早く修復し、情報がそもそも崩れにくいという「守りの堅さ」が、長い年月にわたる変異の蓄積を抑えていると推測されています。サメが4億年以上前から地球の海に存在し、大きな体と高い再生能力を保ち続けてきた背景にも、ゲノムを守り抜く仕組みがあったと考えられます。

![サメのデジタルアート](/wp-content/uploads/2026/08/8e9a3db43d3dd4694f03adda93e923d0.webp)

## クジラの秘密 ─ 「がん抑制遺伝子」の増強

一方、クジラは異なる戦略をとっていることが示されています。米アリゾナ州立大学のTollis博士らがザトウクジラを含むクジラ類のゲノムを解析したところ、がんの発生を抑える「がん抑制遺伝子」やDNA修復に関わる遺伝子が、進化の過程で高度に発達していたことが明らかになりました。クジラは、異常な細胞が現れた瞬間に検知し、増殖する前に取り除く、いわば体内に精度の高い防衛網を備えることで、巨体と長寿を両立させてきたとされています。

![クジラのデジタルアート](/wp-content/uploads/2026/08/f6183ae04221ced0f2db56f68c849add.webp)

## 「がんは遺伝子の病気」だからこそ、遺伝子に答えがある

サメとクジラの進化の道筋は異なりますが、がんへの強さが最終的に「遺伝子」に支えられているという点は共通しています。これは、がんが遺伝子の異常から生まれる病気であるということを示唆しています。そのため、その人がどのような遺伝的傾向を持っているかを知ることは、健康管理において意味があると考えられます。

米国立がん研究所（NCI）も、遺伝子検査によって特定のがんのなりやすさを評価できること、そして結果の解釈には医師や遺伝カウンセラーの関与が重要であることを示しています。

## 自分の「地図」を知ることから

もちろん、遺伝的リスクが高いことが「必ず発症する」という意味ではありません。喫煙、飲酒、食生活、運動、感染症など、生活習慣や環境の影響も大きく関わります。遺伝情報は運命ではなく、あくまで自分に合った予防や検診の計画を立てるための「地図」として活用できるものです。例えば、リスクが高いと分かれば、検診の間隔を短くする、禁煙や節酒に真剣に取り組む、といった具体的な行動につなげられるでしょう。

人はサメやクジラほどではありませんが、両親から受け継いだ安定性の高いDNAの遺伝的特徴により、がんになりにくい人もいると考えられています。

2026年7月、seeDNAの遺伝子検査「DNAスコア」に、「経年喫煙による食道がんの罹患リスク」に関する遺伝的傾向がわかる項目が追加されました。ご自宅で10秒間擦った綿棒を検査機関に送るだけで、喫煙と食道がんの発症に関わる遺伝的なリスク傾向を確認できるとされています。

ご自身の傾向が気になる方は、まず遺伝子検査を通じて「地図」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。詳しくは下記の動画をご参照ください。

### seeDNA遺伝医療研究所について

seeDNA遺伝医療研究所は、遺伝子検査・DNA鑑定の専門機関です。自社ラボでの一貫検査体制を持ち、健康リスク・体質・才能、祖先のルーツ、出生前DNA鑑定から法的なDNA鑑定まで幅広いニーズに対応しています。

**所在地:**

〒121-0813

東京都足立区竹の塚3-10-1 竹の塚ビル2階

**関連リンク:**

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[seeDNA遺伝子検査「DNAスコア」](https://seedna.co.jp/gene/score/)

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[経年喫煙による食道がんの罹患リスクに関する項目](https://seedna.co.jp/gene/score/aging)

**本件に関するお問い合わせ先:**

株式会社seeDNA 広報担当 清水

TEL：03-6659-2297

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本記事は科学的な解説を目的としたものであり、特定の疾患の診断・治療・予防の効果を保証するものではありません。診断や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
